2:立場の違い ページ2
僕はヒーローとは真逆の立場。
そう、僕は世界を壊そうとしてるんだ。
好きな人の為ならそんな事しない方が良いってきっと言うんだよな。
でもさ。
ヒーローが輝くのは敵を倒した時だ。
その時にヒーローは人に感謝されるんだよ。
さっきも言ったけど、ヒーローは世界を救う為に何がなんでも敵を倒さないといけない。
敵を倒したら人から沢山感謝されるんだ。
好きな人が人から感謝されるのは、僕にとっても嬉しいからね。
「好きな人が輝く為なら僕は悪人になる」
勿論、僕だって普通の人だったんだ。
ヒーローに敵を倒して貰って感謝するだけ。
でも僕はヒーローが倒せば倒すほど、敵がどんどん減ってるのに気が付いた。
当たり前じゃないか。
死んでしまったら蘇るなんて無理だから。
そう...だからさ。
僕は好きな人の為に。
ヒーローの為に。
この世界の“正義”に抗う敵になったんだ!
「僕だって当たり前に恐いよ」
もし僕が力を加減しなかったら、僕の好きな人は死んでしまう。
彼女は弱い。
下手すると世界は壊すなんて悲惨な状況だ。
彼女はきっと“この世界を守る”
って言うスケールの恐さなんだろうけどね。
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作者名:誰かさんの裏垢 x他1人 | 作成日時:2018年5月20日 18時