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阿伏兎「団長〜」
神威と2人で並んでご飯を食べていると阿伏兎さんがきた。
神威「Aとの時間を邪魔するなんていい度胸してるね。なんの用?」
阿伏兎「何が邪魔するだスットコドッコイ。その嬢ちゃんのことだ」
神威「なら許す」
阿伏兎「身代金が用意出来たみてぇだぞ」
え、今なんて?用意出来た…?
神威「もうそんなところまで。で、その金は?」
阿伏兎「部下に取りに行かせてるところだ。地球のお巡りは有能らしくてな、春雨の仕業だってバレちまったみてぇよ?」
神威「まぁ俺たち第7師団ってことはわかってないならいいさ」
阿伏兎「あっちには勘のいいガキや兄ちゃんが勢揃いだから用心するんだな」
そう言い阿伏兎さんは行ってしまった。土方さんや沖田さんは勘がいい所じゃないし、万事屋さんもいるってことは定春くんの嗅覚だってある。私はまたあの生活に戻るの?
神威「A、俺を信頼して」
A「神威」
そう彼を見ると誇らしげでとてもかっこよかった。
神威「ここ来て心配ばっかさせてるけどその分この状況を楽しもうよ。滅多にないよ?」
A「ねぇ、神威」
神威「ん?」
A「私の事絶対守ってね」
神威「!?…了解」
顔を赤らめたあと返事をくれた。予想外の反応だったからか自分から言った癖に、私も赤くなっているのが体温から感じられる。
神威「あ、そうだ。次行く星がすごく綺麗な場所だから仕事取りかかる前にデートでもしない?」
A「え、いいの?」
神威「いいよ。急ぎじゃないし、Aを笑顔にしたいしね」
A「楽しみにしてる」
久しぶりかもしれない。遊びに行くことがこんなにも楽しみなのは。
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作者名:m | 作成日時:2023年5月4日 15時