嫌な予感 ページ3
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伏黒side
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「ということで特に問題はないとの事なのでよろしくお願いします」
「わかりました。」
伊地知さんから昨日の任務の説明を受けて、俺ら一年3人は何回か目の任務に向かう。
今日の任務は特に難しくないらしい。
でも、刑務所の件もあったから完全に安心というわけではない
「なぁ伏黒、そんな簡単な任務なら3人もいらないと思わない?」
「経験積ませておきたいとかそんなところじゃないのか」
「経験かぁ。俺また宿儺が出てきそうで怖いんだけど」
「いや、前と違って特級呪霊はもう出てこないはず」
ならいいんだけどと虎杖が呟く。
確かに最近俺らが行く先々でやたら強い呪霊が現れる。
特に虎杖はいつ殺 されるかわからないし、宿儺のこともある。
とりあえず俺達の任務は午前だけだし大丈夫か。
「ねぇ、すごい嫌な予感がするの私だけ?」
大丈夫だろうと考えた瞬間に釘崎が言った。
釘崎の予感というのは何故か当たりやすい。
「おいお前がそれを言うと現実に起こりそうになるからやめろ」
「何よそれ!伏黒だって暗い顔してたじゃない!」
「いや、まあ最近変に呪霊に絡まれることが多かったから」
「そうよそれよ。また変なのが来そうじゃない?」
変なの。つまり、二級以上の呪霊。
3人いれば一体くらいは倒せるかもしれないが、3体4体来てしまったら大怪我じゃすまないかもしれない。
「大丈夫だろ!今日は伊地知さんも異常なしって言ってたしさ!」
「虎杖、お前が1番危機感を強く持て」
「持ってるよ!大丈夫だって。伏黒と釘崎が心配性すぎんだよ〜」
「心配性とかの問題じゃないわよ!命かかってんのよ?!」
「何とかなるって!それよりもう行かなきゃじゃねーの?」
「あ、あぁそうだな。行こう」
こうして嫌な予感を持ちつつも、俺たちは任務へ向かった。
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作者名:るい | 作成日時:2021年5月8日 13時