赤葦くん？いや、デレ葦くん！

記憶 ページ13

森本｢なんで呼び出されたかわかる？｣

これがこの人の本性か。笑

『京治のことですか？』

森本｢分かってるじゃない
あなた邪魔なのよね。｣

そんなの知ってたわ。

森本｢あなた、オレンジアレルギーなんでしょ？｣

『なんで知ってるんですか。』

森本｢ちょっと調べたわ｣

何だこの人。

森本｢ちょっと食べてもらうわよ｣

は？何を言ってるんだ。

その言葉を合図にガタイのいい男の人が出てきた。

『な、なんですか』

森本｢いいわよ｣

男｢おう｣

そう言うと男は口にオレンジを含み、口移しをした。

やだ、こんなの
絶対、、、おかしい。

反射的に抵抗する。すると、私は殴られる。
殴られると"あの頃の記憶"が蘇ってくる。

入ってくる、オレンジの味がする。
飲み込んでしまった。

あ、やばいな。

そんなことより私は、京治以外の男の人とキスしたことの方が嫌だった。


男｢こんなもんだろ。｣

森本｢ありがとう｣

男は帰って行った。

『……な、なんで、こんな事するんですか、、』

森本｢あなたが邪魔だからに決まってるじゃない。｣

『こんな事しても……京治は絶対、、あなたに振り向きませんよ。』

森本｢時間の問題よ。あなた赤葦くんと別れたんでしょう？じゃあね〜♪｣


ﾋﾟｯ


面白いくらい綺麗に騙されてくれるじゃない。
あと少しで、あなたは男バレに居れなくなるのに。
一応スマホで録音しててよかった。

あの頃の記憶。
中学の記憶だ。

ななとは別々で＿＿＿









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あ、この話はまた今度にしましょう。

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