ドSの女王。【月島蛍】 (ページ22)

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21mm ページ22

＿＿＿夢主side

部活の帰り道
主将が肉まんを奢ってくれた。

やっぱこうやってみんなで帰るの楽しいな。

あ、別にダンス部の仲が悪いとかじゃないけどね
女子同士だしグループが出来ているから…さ。

東峰「それでAちゃんはマネやってくれるの？」

　『え？いや私ダンス部なんで』

日向「旭さん！！Aはバレーだけじゃなくてダンスも超上手いんですよ！！！！！」

東峰「へー！そうなんだ！見てみたいな！」

西谷「龍…聞いたか…」

田中「あぁ。聞いたぜ。ノヤっさん…」

西谷「これを神というのか…」

澤村「Aちゃん、部活休みで暇な時また覗きにおいでな！ぜひ俺等のレベル向上に貢献してくれ！」

　『私なんかで良ければいつでも！』

月島「でも毎日は来ないでよね。田中さんと西谷さんがうるさくて溜まったもんじゃないから」

　『私だってそんなに暇じゃないです～！』

菅原「なんか、Aちゃん試合してから変わったよなー！もちろんいい感じに！！」

　『え？変わりました？』

菅原「だって今まで月島と言い合いなんかしなかったろ？」

　『まぁ…』

山口「あ、それ俺も思いました！試合の時から俺達の名前呼び捨てで呼んでくれるようになったし！」

菅原「なんか他人感なくなったっていうか。吹っ切れたっていうのか！偽りが剥がれた感じがするよ！」

　『そう…ですかね。』

・

・

そんなこんなでそれぞれ帰路につく

残ったのは月島と私

　『なんで着いてくんの。ストーカー』

月島「僕も家がこっちだから。それに君のストーカーなんて需要なさすぎる」

正直この人は苦手だ
勝手に正体を当てられ、部活に連れて行かれ
強制的に試合をさせられ、偽りを剥がれて

口数は少ないし

何考えてるか分かんないし

口を開いたと思えば煽ってくるし

でも

初めて自分から過去の話をしてもいいと思えた

彼なら大丈夫だと思った

大好きなバレーに引き戻してくれた

　『ありがとね。月島。』

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作品を読んで頂いてありがとうございます！

18mmから訂正いれました

良ければご確認ください！