なにわの男の子達は今日も必死に生きています

過去 流星編 ページ24

流星side

｢お前のお母さん普通やないよな笑笑そういう奴って大体子供なんてどうでもいいんやで｣

｢だってあれやろ？シングルマザーで夜の店で働いてるんやろ？なんか知らんけど俺のお母さんが言うてたで笑笑｣

頭に血がカッと上ったのがわかった

気づいたら、その2人を殺しかけていた


でも、僕は悪ないやん
僕の大好きな人、罵倒したら許さんし
僕はお母さん信じてるし
いつも可愛いって言ってくれるし

早く帰りたいなぁ


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
家に帰るとお母さんはもうお酒を飲んで誰かと電話をしてた
そしたら、聞きたくなかった言葉が聞こえてきてん

流母｢ほんまに、流星早く出て行かへんかなぁ、人1人育てるのにまあまあなお金かかるやん？ただ顔可愛ええだけやし笑笑｣

目の前が真っ暗になった
信じてたのに、大好きやったのに

そのままぼーっとして家を出て、歩いてた

でも行くあてなんてないし、
どうしよう、、
でも、もう何もかもどうでも良く感じて、もう死のうとさえ思った

はぁ、


？｢なぁ君、ちょっと道教えてくれへん？て、子供やん、どうしたん？1人やし｣

橙｢別に、なんもないです｣

？｢そうなん？、まぁええわ、で、道教えてや｣

めんどくさ、

橙｢はぁ、どこ行くんですか？｣

？｢あれ？乗り気やん笑笑｣

道教えるのに乗り気も何もないやろ、
この人、ちょっとアホなんかもしれん

？｢この施設なんやけど、、｣


ここか、でもあんま詳しく見た事ないねんな
これ、孤児院…？
とはちょっと違うか、、

なんやろう

？｢ここで働いてるんやけど、カードのお金足らんくていつもより1駅前で降りたら分からへんくなってん笑笑｣

あ、アホや

橙｢職場やろ、｣

？｢ナイスツッコミやな〜名前なんていうん？｣

橙｢大西流星｣

？｢流星！？俺も流星やで？藤井の方やけど｣

橙｢あ、そうなんや、、｣

？｢てか、なんか服とか靴小さくないん？それ、｣

まぁ、正直小さい
けどお母さん何も買ってくれへんから
お母さんも大変やもんな、とか思ってたけど
今覚えば嫌われてたからなんやな

橙｢お母さんなんも買ってくれへんから、僕のこと嫌いやねん｣

藤｢…なぁなぁ、逃げてきたんやろ？俺らと住まへん？｣

橙｢はぁ？｣

いやいや、初対面の相手住ますって

藤｢あ、あんな、俺以外にも大人おるし、子供も今3人おんねん、歳近いし仲良くなるんちゃうかな、どう？｣


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