検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,905 hit

第4話 ページ5

(綾vision)


帰宅の途中、僕は先程のクラスメイトの言葉を思い出していた。


『なによ、廃部寸前の写真部のくせに。』


僕はまだ部員でも無いのに、酷く傷ついた。
例え廃部寸前でも、ちゃんと部活として成立しているのに…

よし、僕が野々村先輩をサポートして、廃部にならないように頑張らなきゃ…!

僕はそう決心し、再び歩き出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈翌日 綾の教室〉


直人「なぁ、入りたい部活決まった?」
綾「うん、僕は写真部に入るつもりだよ。」
直人「写真部って廃部寸前なんだろ? 大丈夫か?」
綾「大丈夫だよ。 野々村先輩がいるもん。」
直人「へぇー、野々村先輩ねぇ」
綾「な、なんだよ…」
直人「野々村先輩って、新歓ときのあの先輩だろ? 仲良んなれたんだ〜笑(ニヤッ)」
綾「ちょっ…お前…!」
直人「お〜? 顔真っ赤だぞ?」
綾「うるさいっ!」


全く、直人はすぐ僕をからかう…


女子1「ねぇ綾くん、綾くんって料理得意なんでしょ? なら一緒に家庭科部に…」
綾「だから僕は、写真部入るから。 兼部も特には考えてないし…」
女子1「あんな部活、入ったって意味ないよ。」
女子2「そうそう、家庭科部とかほかの部の方が楽しいって!」
綾「うるさいなぁ! 僕が何部に入るかは僕の自由だし、無理矢理入らされた部活なんて、楽しくない。 だからこれ以上、部活動について僕に話しかけないで!」
女子2「…あ、綾くん……?」
女子1「ふん、せっかく誘ってあげたのに。
もう行こう。」

直人「なぁ、アイツらうちのクラスのリーダー的存在だろ? 怒らせて大丈夫かよ…」
綾「僕を怒らせた向こうが悪い。」
直人「綾にしては強気だねぇ」


野々村先輩が守ってきた写真部をあんな風に言われて、怒らないわけがない。
とにかく僕は、写真部に入るんだ。
その気持ちは絶対に揺るがない…


************************************************************

第4話、読んでいただきありがとうございます!
更新に3ヶ月以上間があいてしまい、待っていてくださった皆様には、本当に申し訳ないです…
これからは最低でも月一で更新できるように務めて参りますので、よろしくお願いします!

第5話→←第3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:宝塚 , 雪組 , 綾凰華   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜月 雪姫乃 | 作成日時:2019年2月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。