第36話 A great brawl ページ38
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は?刺された?そう言った?
浴衣姿の2人をバイクに乗る為動きやすい格好をしていた私が追いつくのは容易かったが、その腕を掴まず私は二人を追い越して来た道を戻り駐車場へ向かう。
大乱闘の中、地に伏せている人一倍大きな図体。
膝をついてそのそばにいるタケミっち。
貴「ドラケンッ!!」
そうだ、この喧嘩の始まりはドラケンの襲撃。
クソ!東卍が来たからもう大丈夫なんて安心しきっていた自分を殴りたい!何がなんでも安全な所へ避難させるべきだった…!
貴「エマとヒナちゃんは近付かないで!」
愛美愛主なんてこの際どうでもいい。
今はドラケンだ。彼のことを万次郎に任されたんだ。
喧嘩の中に乱入し、白い特攻服をなぎ倒して行く。
最短距離で一直線だ。
貴「タケミっち!
ドラケン背負える!?てか背負え!」
タ「え!?Aちゃん!?」
貴「そのままいる気!?ドラケン死ぬよ!?
安全な所までは守ったげるから!」
タ「!! (そうだ…俺が…!
オレがなんとかしないと!!)」
何かを決意したような顔でタケミっちはドラケンを背負う。
予想はしていたがドラケンの体重はタケミっちにとってかなり重いようで、運び歩くスピードはとても遅い。
背負われているドラケンは格好の的で、それを好機と殴りかかってくる奴らを殴っては蹴り捨てる。
人を庇いながらってこんなにも神経使うのか…!
大乱闘を抜け、比較的静かな場所に到着する。
貴「タケミっち、救急車はもう呼んであるから
安全な場所についたら
傷口に雨がかからないように傘さしてあげて
これガーゼ
気持ち程度にしかならないけど止血用ね」
タ「ありがとう…!Aちゃんは!?」
貴「私は万次郎見てないといけない
もしもの時は止めれるように…」
タ「もしもの時…?」
もしもの時。
それは万次郎が人を殺めてしまうかもしれない時。
そんなことタケミっちに言うことは出来ず早く行くように急かした。エマとヒナちゃんもそっちに合流するだろう。
貴「(……あーあ…
仲直りデートが台無しだ…)」
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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時