【東卍】私の幸せ【三ツ谷隆】

第13話 Team ページ15

*





ド「あは♡…じゃねーだろ！」


三「大丈夫かよ！？ケガは！？」


万「はぁ？
Aが雑魚相手にケガするワケねーじゃん」


貴「そういう問題ではなく万次郎のせい」


万「だからなんで」



私が黒龍と接触してしまったワケを話すと多数の同情の目を向けられた。三ツ谷と場地には肩に手を置かれ励まされる始末。

パーちんと万次郎はバカなのか自分は関係ないみたいな顔をしている。



貴「けど、私だけじゃなくて良かった
一虎もで安心したよー」


虎「いやいや、俺は自分からだから
巻き込まれた奴と一緒にすんじゃねェ」


貴「仲良く同盟でも組む？」


虎「え、A耳ついてる？」



一虎には冷たくあしらわれた。悲しい。

だが一虎はなんだかんだ良い奴だ。
この前もバイクの後ろ乗せてくれたし。



万「黒龍はデケぇ族だ
やるからには大義名分が欲しい！」


虎「？」


場「オレに案がある
オレらで暴走族(チーム)を創るんだ」


パ「…え？」


虎「チーム？オレらで？」


場「あぁ」


ド「へーーー！！面白そうじゃん！」


場「それぞれの役職も決めてある」



総長は天上天下唯我独尊男、マイキー！！

副総長は頼れる兄貴肌、ドラケン！

みんなのまとめ役三ツ谷は親衛隊を任せる！

旗持ちは力自慢のパーちん！！

裏からオレらを支える救護班はA！



場「オレとオマエは特攻隊だ！一虎！！」


貴「ステイ、場地」


場「ンだよA！今いいところだろーがよ！！」


貴「私やだよ、暴走族なんて
手当ては今まで通りしてあげるけど」


ド「俺もAを入れんのは反対だな
女にケガさせたくねー」


三「俺もドラケンに賛成」



ドラケンに続き三ツ谷が反対の意を示し私のチーム入りは免れた。

まぁどうせチームに入っても入らなくても”マイキーの妹”として絡まれるのは変わらない。その場合は対応させてもらうが自分から喧嘩しに行くのは気が引けるものだ。



虎「……でもいいのかな…
そんな簡単に…」



戸惑う一虎をよそに万次郎はチーム名を「東京万次郎會」と名付けたが、メンバーから不評だったので却下になった。

万次郎っぽくて私は好きだけどなぁ。





*

第14話 Formation→←第12話 A good idea

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す