北君観察ノート【稲荷崎】

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そんなこと言われたら素直に言っちゃうやろ。

しかも、獲物を捕まえるような目線とか卑怯やろ！



｢もう！

この前試合行くゆーたやろ？
その服がないんや、だから買いに行かなってなってな！
そんで 、どんな服装の方がええか考えてん

やから、北君の話聞いてませんでした！すみませんでした！｣




｢ほうか。


そんなら飛びっきりかわええの期待してる｣




｢…


そういうことは好きな人に言った方がええで｣



一瞬だけども北君の顔色が濁った。




あ、地雷フラグたった。


これは地雷かも。






｢…伝わってへんの？｣





｢…なにがや。

北君はさっきなんて声かけてくれたん？｣




ごめんね、北君



まだ、自覚したばっかやねん




自覚してまもない私には、返事出来へん



こんな好きな事つい最近自覚したやつはまだ時間欲しいねん



ごめんなぁ。北君



｢…
さっきはな、侑と治がな、あ、金髪と金髪ちゃう宮兄弟のことや

プリン食った食わへんで喧嘩してたっていう話や｣



｢ほんまか？そんな精神年齢低い事やってんか？｣



｢せやで、いつもそんなんばっかやねん｣




｢でも、北君嬉しそうやな｣




｢ほんまかぁ？疲れるだけやで？｣






｢おん、楽しそうやで？北君｣





｢ほーか。｣





｢そろそろ、時間だから教室先戻るわ。
また、教室でな？｣




｢おん｣








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