6話 ページ8
あの日から数日が経った
名前も聞けず、捨てていいと言われたパーカーは捨てられずに洗濯してハンガーにかけてある
「...風邪とか引かなかったかな、あの人」
タクシーに乗ってしばらくすると、徐々に本降りになってきて傘を渡して正解だったかも
...まぁ、使ってくれたかはわからないけど
「...きっと、もう会うこともないよね」
知り合いにすら外を出歩いても全くと言っていいほど会わないこの街で
たった一度会っただけで名前も何も知らない
何処に住んでいるのか
あの近くに住んでいるのか
全くわからない人とまた会うことは不可能に等しい
いつか、また何処かで会えたら...
そう思った数日後
また彼に再会することになるとは
この時の私は思いもしなかった
「マイキー」
「...今行く」
そして彼も、また私に会うことになるとは思いもしなかっただろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
娃莉紗(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» コメントありがとうございます！そのお言葉だけで更新頑張れます...(´；ω；｀) (2021年10月25日 20時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ、めっちゃ好きです。更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ。 (2021年10月25日 19時) (レス) @page5 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年10月24日 19時
