今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:54,821 hit
小｜中｜大
陸 ページ9
『はぁっ......はぁっ......』
あいつに心臓があんのか知らんし首と言えるのかよく分からんけど、急所だと思われる所をひたすら狙ってる。
刃は確かに届いているのに傷1つつかない。
対して私は“傷がすぐ治る“とはいえ疲労と焦りが溜まってきている。
集中力が切れた一瞬あいつが迫ってくるのに反応が遅れた。
結界を張る余裕なんてなくてとっさに刀で防ぐけど
まぁ、吹っ飛ばされるわけで。
木に叩きつけられる。
『ゔっ......』
息が詰まる
視界がぼやける
疲労と恐怖で足が動かない
『死ぬの、かな......』
死ねばこの“力“に振り回されずに楽になれる......？
それなら、死ぬのも悪くないかもなんて。
散々振り回されてきたんだ......これからもきっと......
目を閉じると、遠くからこんのすけが私を呼ぶ声がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トキ | 作成日時：2021年1月8日 8時
