時を超え、結ぶ絆 (ページ14)

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報告書ページ14

2018年3月末
東京都山中
3級呪霊一体

窓からの目撃情報を受け、別任務に当たっていた特級呪術師五条悟が向かった。
しかし、呪霊はその場に居合わせた少女によって祓われる。

少女については、刀で応戦し式神と思われる狐を連れていた。高校生ほどと思われるが高専生ではなく、呪術師を知らなかった。
名前、出身地等詳しいことは不明。

現在高専にて治療中。
詳しいことがわかり次第随時報告。

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彼女を医務室に運んで診てもらうと確かに服は破れているし、血も付いている。
しかし、傷は1つも付いていなかった

彼女は呪術師を知らなかった。
そんな彼女に反転術式は使えないだろう。

それならなぜ、傷が治っている......？

彼女が呪霊を祓った時、確かに呪力を感じた。
しかし、今医務室で眠っている彼女からは呪力とは違う温かい力を感じる。

彼女から感じるこの力といい、祓った時のあの“姿“

一体彼女は何者なのか、思わず口角が上がる。