◇政府へ抗議◇ ページ29
ふと目を覚ますと、いつの間にか自分の部屋で寝ていた
周りを見渡しても誰もいない
…そういえば、また出陣中に意識なくなったんだっけ？
重たい身体を起こして部屋を出る
「！主」
フラフラと廊下を歩いていると、宗三さんが走ってきて私の両肩を掴んだ
「何してるんですか？まだ大人しく横になっていなさい」
「大丈夫だよ。それより、清光は？起きた時には、いつも隣に居てくれるんだけど、今日は居なくて…」
「それは…」
「自主的に遠征中」
「へ？」
「薬研、長谷部、三日月も一緒ですよ」
俯く宗三さんの代わりに、小夜ちゃんと江雪さんが答える
「…場所は？」
「───と、いうわけだ。政府は、どうお考えかな？」
三日月の問いに、相手は鼻で笑った
「出陣回数を減らしたりできない？本当は年2回のところ、今年はもう既に何回行ったか分かってるの！？」
「表では声優アーティストとしても活躍してんだ。このままじゃ、主の体力がもたねぇぞ」
「そんなの、政府には関係ありませんね。審神者を使って歴史を守るのが、我々の仕事です」
「主を道具みたいに…！」
「出陣回数が増えているのは、審神者が同伴すべき案件が増えているから仕方のないこと。
体力がもたないのであれば、表の仕事を辞めればいい。あくまで、本業は審神者ですからね」
加州、俺、長谷部の言葉もサラリと受け流すように、ただ淡々と答えられる
こっちの想いなんて完全無視だ。
「話は以上ですか？私も暇じゃないので、そろそろ仕事に戻らせていただきます」
そう言い残して部屋から出て行った
「くそっ…！」
長谷部は悔しそうに拳を握りしめて机を叩く
加州は唇を噛んで俯いていた
「ふむ…無駄足だったようだな」
三日月は無表情のままスッと立ち上がる
「帰るぞ。主が待っている」
「でも…！」
「加州。主が目を覚ました時、お主が隣に居なかったら不安がるだろう？」
「…そうねー」
ふぅと息を吐いて、みんなで外に出た
すると、こちらに走ってくる人影が…って
「大将！？」
みんなも思わず目を丸くした
「おまっ、何しに来たんだよ」
背中を摩ってやる
「ﾊｧﾊｧ…みんな、無事…？」
息が上がっていて、少し苦しそうに胸元をギュッと掴んだ
誰かから聞いて、慌てて飛んで来たんだろう…
「無事無事超無事！ごめんね、心配かけたよね？」
頭をポンポンと撫で、ヒョイっとAを抱き抱える加州
「さて帰ろ♪今日の夕餉は何かなぁ」←
「「………」」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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soccer♪(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！亀更新にお付き合いいただき感謝です(>_<) (2019年2月7日 22時) (
レス) id: cdc09c6049 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！この3つのコラボ大好きです！何時も更新されるの楽しみにしてます！ (2019年2月7日 17時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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