お仕事の両立は、大変だけど充実してます！

◇護身術◇ ページ37

「それに、毎日みんな(刀剣男士)の部屋回って歩いてるし。ほぼ一人で」

「男は男でも、モノや神様と人間は違うでしょ？」

「付喪神と言えど人の身体と心を得てるから人間扱いです」

「もう…」

「おーい、何してんだ？」

コソコソと話していると、陽ちゃんから声を掛けられた

「何でもない。とにかく、信用してるから行ってるだけであって、危機感がないわけじゃないよ」

「それでも無防備すぎる…！」

「大丈夫。護身術ならプロから教わってるから」

もちろん、プロ＝刀剣男士♪

「あ〜そっか…」

「そうだよねぇ」

「おい夜！隼！なに納得してんだよ？」

「いや、だって…ねぇ？」

「あはは…Aの護身術は、その…本格的というか実戦的というか…ね？」

面倒がる隼は夜にぃに、誤魔化すのが苦手な夜にぃは私に話を振る

私だって上手く誤魔化せるとは限らないんだけど;;

「じゃあ、始で試してみたらどう？」

「へ？」

「そうだな。俺から逃れられたら大したものだ」

春の提案に、みんな頷いた

マ ジ で す か

夜にぃが私の前から避ける

すると、いきなり押し倒された

「きゃっ…！ちょ、始、待っ…！」

さらに馬乗りしてくる

「そう言われて待ってくれる奴がいると思うか？」

戸惑いながら皆をチラリと見ると、全員目を点にしていた

「なんか、想像してたのと違うね…」

「あぁ、違う。絶対に違う」

「でも…やっぱり絵になるね」

「深夜ドラマの一場面だな;;」

夜にぃ、陽ちゃん、私も同意見です(泣)

腕を掴まれた場合とかをやるんだと思ってた…

春と海は何を考えているのやら(^_^;

隼はニコニコしながら眺めてる

「さあ、どうする？」

始の脇の方から抜けようとすると、両手を頭上で抑えられた。しかも片手で。

足を使おうとすると、絡めて抑えてくる

えぇぇ…嘘だぁ…

こんなん初めてだから、どうすればいいのか全く分からん;;

「もう降参か？うん？」

恥ずかしくなってきて目を逸らしてしまうと、空いてる手を私の頬に添え、自分の方へ向かせる

「目ぇ逸らすなよ」

紫の瞳に見つめられ、顔が火照ってくるのを感じた

「うわー始さん楽しそー」

「陽、棒読み;;」

「いろんな意味で凄い光景だね…」

夜にぃと春は苦笑いをする

「てか始、ドSスイッチ入ってないか？」

「入ってるねぇ」

海と隼も助けてくれる気配無し

ど、どうしよ;;

でも…負けたくないよね！

次の手を考えながら睨んでみると、今度は始が目を逸らして私の上から避けた

◇入室禁止◇→←◇無防備◇

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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アライヌ

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ラッキーキャラ

皐月葵

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