お仕事の両立は、大変だけど充実してます！

◇政府の命◇ ページ22

夕食後、明日の役割分担を決めていると、まんばちゃんが入ってきた

「主、政府から手紙がきていたぞ」

「手紙？」

封筒を受け取り、中身を確認する

「何が書いてる？」

「…“3日後、池田屋に出陣せよ。”だって」

「池田屋？」

まんばちゃんは眉間にシワを寄せた

「しかも3日後って、CDアルバム発売日の前日だろ？仕事入ってるんじゃないのか？」

「う〜ん、何かしらあった気はするけど…
でもどちらにせよ、こっちが優先事項だからね」

政府から直接出陣の命が降りるということは、一大事を意味している

すなわち、審神者である私も共に出陣しなければならない

年に2,3回はあることだからね…
イベント等に重ならないだけまだマシです

「稽古、最後にしたのいつだ？」

「…一週間前」

こういう時に備えて週3くらいのペースで剣術の稽古してるんだけど、最近忙しいからなぁ;;

まんばちゃんは大きな溜め息をつく

「この時期に怪我したら洒落にならないぞ」

「明日明後日はちゃんと時間見つけて稽古します」

「…無理しない程度にな」

そう言い残して部屋から出て行った


出陣…今回で10回目かな

そのうち4回は怪我してる;;

とは言っても、軽い切り傷とかかすり傷

まあ、怪我より髪5cmくらい斬られちゃった時の方がショックだったかなぁ…

「池田屋か…」

室内戦は初めてなんだよね

これは頑張らないと！





翌日、朝食の場で皆に発表した

「池田屋！？」

「僕たちこの前行ったばっかりだけど…」

和泉守兼定と堀川国広が反応する

「そのときのメンバーは、兼さん、堀川くん、前田くん、平野くん、ずおちゃん(鯰尾藤四郎)、ばみちゃん(骨喰藤四郎)だったよね？」

呼ばれた6振が頷いた

「何か変わったこととかあった？」

「あったらとっくに報告してるぜ」

ずおちゃん、ご最もです(^_^;

「どんな些細なことでもいいんだけど…」

「「「う〜ん…」」」

…無いみたいだね

「まあいいや。じゃあ、短刀、脇差、打刀の中で行きたい人は挙手〜！」

手を挙げたのは薬研、清光、長谷部。

「じゃあ、あと3人は貞ちゃんと伽羅ちゃんとにっかりさん」

「おっ、ご指名とあらば派手に頑張らねぇとな！」

「なぜ俺が…」

「おやおや、僕でいいのかい？」

ノリノリの貞ちゃん(太鼓鐘貞宗)と、迷惑そうな伽羅ちゃん、何故かニヤリと笑うにっかり青江

「今日明日はこの6人と私で一緒に稽古するよ。今日の仕事は11時からだから、さっそくだけど、朝食後によろしく^^」

◇宣伝PV◇→←◇短刀詐欺◇

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