【呪術廻戦】 だからお前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し83 ページ38

【ｺﾝｺﾝ】


【ｶﾞﾁｬｯ】


「おや、目が覚めたんですね」


『七海さん‥‥大丈夫ですか？』


七海「貴女よりずっと軽症ですよ」


部屋に入ってきたのは
頭に包帯を巻いたナナミン


軽症‥‥なのだろうか


七海「駆けつけられず申し訳ありません」


『えっいや‥‥』


そういやあの時ナナミンどこに居たんだろ


家入「責めないでやってくれ

七海は下の階で1級呪霊を何十体も
相手しながら職員を守ってたんだ」


呪霊‥‥


そういや下の階に行こうとしたら
デカイやつに出くわしたな


『えっと‥‥寧ろ
屋上で騒がしくしてすみません‥‥』


きっと1階からでもかなり伝わってただろうな


音やら地響きやら‥‥


いや屋上からだから地響きじゃないか？


上響き？‥‥絶対違うな


七海「‥‥五条さんは？」


家入「学長に呼び出されてる

多分交流会の事でしょ
本人は行きたがってなかったけど」


七海「この分だと中止ですかね」


家入「五条がいるからな
中止にはならないだろ

ろくな結果にはならないだろうけど」


『まぁ‥‥あはは‥‥』


うん


個人戦の紙を抜き取って
野球にすり替えるからね


あの人‥‥


まぁあの人らしいけど


七海「‥‥随分と楽しそうですね」


『？いや‥‥？』


家入「口角上がってるよ」


『うそっ』


口元に手をやると家入さんに
くすくすと笑われた


‥‥地味に恥ずかしい


家入「ま、安静に寝てな」


そう言うと家入さん


そしてナナミンは部屋から静かに出ていった


‥‥


『はぁ‥‥』


‥‥いつ来てくれるかな


五条さん


‥‥そういや


笛、壊されちゃったよな


‥‥まずそこで怒られて


気を失うまで戦ったことに怒られるだろうな


‥‥なんか


急に会うのが嫌になってきたな


逃げよっかな


体うまく動けんけど


怒られたくないし


なんなれ外出禁止令再びってことになりかねん


やっぱ逃げるか


【ｶﾞﾁｬｯ】


『！』


突然ノックなしに扉が開いた


音に驚きバッと扉の方を見る


もしや五条さんか？！


しかし


そこには見覚えのない綺麗な女性


‥‥？


誰だ？


新しい護衛‥‥？それとも監視？


少し戸惑っていると女性はこちらに向かって
きて何故か手袋をこちらに向かって落とした


‥‥


えっと


『落としましたよ‥‥？』


「わざとよ！！！」


は？


「決闘よ！！このチビ！！」


‥‥はぁ？

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