【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し48 ページ50

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五条「おっはー悠仁〜元気ー？」


薄暗い部屋の中TVの音をかき消すように
元気ハツラツとした五条悟が現れると


クマのぬいぐるみを両手で挟んでいる
虎杖はげんなりとして顔でそっと振り向いた


虎杖「くっそつまんねえけど元気だよ
てかこの映画ほんっっとにつまんねえ‥‥」


はぁ‥‥と


本当につまらないようで
テンションはいつもより少し低かった


五条「そんなくっそつまんねぇ君に
修行の仲間ができるよ！

まぁ僕としては不本意なんだけど」


「仲間」という言葉に虎杖は
少し胸を躍らせた


死んでいることを隠している今
コミュニケーションが取れるのは
事情を知っている人間のみ


片手で数えられるくらいの人間としか
話せないから尚更だ

　
虎杖「もしかして伏黒？釘崎？」


五条「ブッブーはずれー

ではご紹介しましょう！！

と言っても一度は会ったことあるけどね」


「入ってらっしゃい！」と手をパンパンと
鳴らすと小さな人影がスッと現れる


髪を揺らし


距離を縮めていくにつれ


テレビから発せられる光で
ぼんやりと姿が見えてくる


黒い制服に身を包んだ同い年のような容姿


だがどことなく
見た目よりも年齢を感じる雰囲気に


少し悲しそうな目


虎杖と目が合うとニッと広角を上げた


『呪術師になりました




Aだ




そして成人したいい年した私が
なんとなんと君の同級生だ




場違いだけどまぁよろしくね




虎杖悠仁』

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