【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し3 ページ5

家入「ショックで一時的に声が出ないだけよ
すぐに声が出るようになるわ」


五条「おーよかったよかった！
喉潰れちゃってたらどーしようかと思ったよ」


楽しそうに横で笑う五条を見て
思ってねーなとその場にいる全員が思った


伊地知「とにかく、無事が確認できたのなら
一刻も早く親御さんの
ところへ送り届けましょう」


親御さんのところへって‥‥


私学生だと思われてる？


若く見られて嬉しいというべきか


それとも子供扱いされていると怒るべきか


わからない‥‥


五条「でも声出ないんだぜ？」


伊地知「ですので筆談で話しましょうか」


そう言いポケットから紙とペンを取り出し
「どうぞ」と私に渡す伊地知さんに


「なるほどね！その手があったか！」


と何も考えてないことが
丸わかりな言葉がかけられる


適当だな‥‥


いや知ってたけども


伊地知「それではそちらに
お住まいのご住所を書いていただけますか？」


『‥‥』


書いたところで


そこに私の家はない


親も兄弟もいない


だから私が書いたのは住所


ではなく


ーありませんー


とだけ短く書き伊地知さんに手渡した


紙を手に取り目を通すと伊地知さんは
目を丸くして困ったような顔をする


伊地知「ありませんとは‥‥一体」


ないものはないとしか言いようが


いや書きようがない


私は続けて紙に汚い字で殴り書く


ー調べても私の住所は出ませんー


ーそれどころか戸籍もないでしょうー


ー嘘だと思うのなら調べてみて下さいー


ー行く宛などどこにもありませんー


そう書き見せると
どうしたらいいのかわからないのか


伊地知さんは少しテンパっている


ごめん


なんかごめんね伊地知さん


でもね、マジだから‥‥ごめん


家入「‥‥なら、施設に任せる
しかないんじゃない？普通に考えて」


ーちなみに一応成人してますー


「「「はっ？」」」


私の書いた一文に声を合わせて驚く3人


どうやらマジで学生だと思われていたらしい


は？はこっちの台詞なんだが


すると五条は私に近づき
鼻がすれすれの距離でじっと見る


驚いて思わず息を止めた


幸い眼帯をしているから直接的には
目は合わないがそれでもこの至近距離はキツイ


そして何故か両手で頬を触られ顔を固定される


五条「さっきは暗くて
よくわからなかったけど結構いんじゃない？」


『？？』


五条「うん！決めた！


僕が引き取るわ！」


この発言の数秒後、伊地知さんが発狂した

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