【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し16 ページ18

どうやら五条悟は
あの呪霊の唇をもぎ取ったらしい


いくら雑魚だからって
あんな一瞬でもぎ取れるもんなの‥‥？！


最強


そう言われているのも
言っているのも納得できる


五条「人のもんに手ぇだしてんじゃねぇよ



殺すぞ」


『っ‥‥』


未だかつて聞いたことのないドスの聞いた低いトーンに思わず肩が震える


自分に言われたわけでも
自分に向けられた殺意でもないのに


なんて圧だろう


それは伏黒も同じようで
硬直してしまって動けない様子だった


どうしよう


心臓の鼓動が鳴り止まない


あのまま助けて
もらえなかったらどうなっていたのだろう


そもそもこの先私1人になったら
こういう事が日常茶飯事になるのか？


怖い


【さすっ】


五条「言ったろ、大丈夫だって」


『‥‥』


飛び散った呪霊の血を
私の頬から優しく拭き取ると五条悟は
いつもの雰囲気に戻り明るく笑った


その陽気さ


楽観的思考はいつもなら
呆れるほどのものだったが


今は‥‥


今だけは‥‥その明るさで安心できた


私って‥‥


思ったより駄目な奴なんだな


『ちなみにマウストゥーマウス
されてたらどうなってましたかね‥‥』


五条「吸われて死んでたね」


『こっっっわ』


あえて何が吸われてたかは触れないでおこう


怖すぎる


虎杖「せんせーい！払い終わっ‥‥えぇ？！」


釘崎「うっそ‥‥二人ってそういう？！」


ちょうど廃ビル内の呪霊を払い終えた
二人が戻ってくると


私の方を見て目を丸くしていた


？


‥‥あっ


そうだ今私五条悟に抱えられてたんや


『違うぞー？違うからなー
呪霊に押し倒されたのを助けて
もらっただけでそういうのではないぞー』


虎杖「呪霊に押し倒されるっていうのも
大分ショッキングなパワーワードなんだけど」


んー体験した本人ですら
ショッキングだったと思うよ、うん


釘崎「よかったー！Aさんの
男の趣味クソ悪いのかと思ったー！」


『誤解が解けて良かったよ』


五条「そのモノの言われようは
僕的にぜんっぜんよくないな」


んー


まぁね


それはいいとしてよ‥


『助けてれてありがとうございました
地面へと下ろしてくださいませぬか？』


未だにずーっと抱えられたままなんすよね


そろそろ地に落ちたい


五条「え？このままでよくない？」


『伏黒くん助けて』


伏黒「五条先生そういうところあるから」


『君それで面倒くさいことを
なんとか回避しようとしてない？』

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