【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し11 ページ13

五条悟Side


まさか宿難の器が現れるとなぁ‥‥


しかも可愛い教え子の頼みで
上と掛け合ってたり


悠仁の面談やらなんやらで
部屋をまる１日以上空けてしまった


五条「A、寂しがってるかな



‥‥いや、わけないか」


今のところ全く脈ないし


きっと素っ気ないんだろうなあ


‥‥ほんと手強い


辺りが暗くなり街灯がポツポツと付き始める


結局こんな時間になっちゃったか


校内に入り暗い廊下を進みながら
ポケットから鍵を取り出す


そして部屋につくと同時に
鍵穴に鍵を差し込みガチャンッと音を立て
静かに部屋の中に入ると


部屋は明かりがついておらず真っ暗だった


寝てるのか？


するとぺたぺたと
足音が聞こえ音と共に小さな影が近づいてくる


眠たそうに目を擦りながら来ているところを
見るとさっきまで寝ていたのだろう


お昼寝とは‥‥随分と呑気な


でもまぁリラックス
出来ているようなら良かった


『‥‥ごじょうさん‥おかえり‥』


五条「んー、ただいまー



‥‥へ？」


‥‥今、しゃべつ‥へ？


寝起きでのんびりとした口調だが
しっかりと発声できている


【ガバッ】


『？！』


五条「声出るようになったんだね〜！！」


思わず抱き上げぐるぐるとその場を回ると
目を丸くして口から悲鳴が漏れていた


五条「え？いつ？いつから？

今初めて出たの？

それとも僕がいない間に？」


『ち、ちょっと前‥‥

というか下ろして‥‥』


五条「そかそか！それは良かった！

悟、さとるって呼んで
ごら『五条さん』揺るがないね

ならおかえりの
ちゅ『しません』本当にドライだね」


まぁそこは予想どうりだけど


『あ、あの‥‥下ろして下さい』


五条「やだ☆」


『いや、やだじゃなくて』


五条「仕事で疲れてるんだよー？

そんな可哀想な
悟お兄さんを癒やしておくれぇ〜」


抱き上げたAにスリスリと
頬擦りをすると『うぎぃいっ‥！』と


どこから出してんだって
突っ込みたくなるような声を出す


五条「それどういう声？」


『拒否反応』


五条「だとしても普通
そんな声でないし出さないよ

あと悲しくて悟くん泣くよ？」

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