【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し27 ページ29

五条悟Side


最近Aが呪術に関して興味を示している


目を離すとすぐに呪術系の本を手に取っている


その度に取り上げてきていたのだが


出張で数日部屋を開けることになり
僕の監視の目が届かなくなってしまう


なので本をすべて処分した


まあどうせもう読まないし
処分したことは全然いいのだが‥‥


《えっと‥‥術式は
元々体に刻まれてないと使えない‥から‥‥
私には使えない可能性が高いな》


五条「はぁ‥‥」


どうやら別の手段で手に入れたらしい


盗聴器仕掛けて正解だったな


多分、恵辺りから借りたのだろう


なんでそこまでするかね‥‥


最強の僕が居るんだから
強くなる必要もないのに


‥‥まぁ今は近くにはいないけども


その気になれば秒で戻れるし


五条「‥‥さて、止める前に」


スマホで電話帳を開き
〈伊地知〉の欄をタップし通話をかける


【‥‥はい、伊地知です】


五条「もしもし？僕だけど
突然で悪いんだけどさー
Aの監視を頼みたいんだわ」


【Aさんの？虎杖くんではなく？】


五条「悠仁に関しては
恵がついてるし大丈夫でしょう」


【はぁ‥‥それは構いませんが】


五条「なんで呪力が微弱な
Aを監視する必要があるのか‥‥？」


【はい‥‥】


五条「そうね、微弱だったんだよね


初めに会ったときは」


【？それはどういう‥‥】


五条「なんでか知らないけど日々
少しずつではあるけど呪力が増している」


【？！】


五条「そんなこと‥‥


呪力の容量を増やすなんて
本来できるもんじゃない


余程の得意体質なのか


それとも他に何かあるのか


まぁ本人にまっったく自覚がないから
後者の可能性はかなり低いけど」


このままだと本当にこちら側に来てしまう


それだけはなんとしても避けたい


五条「任務があるときは
他のやつに監視させていいからさ

もし呪術に触れようとしたら全力で止めろ」


【わ、わかりました】


「では失礼します」と丁寧に通話を
切られ深いため息が漏れる


‥‥監視は頼んだし


本人も止めないとな


五条「やれやれ‥‥」


そして再び電話帳を開き通話をかける


五条「あ、もしもしー？僕だけど
大丈夫？寂しくて泣いてない？


‥‥


だろうね、知ってた


ところでさ‥‥


今、何しようとしてる？」

推し28→←推し26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す