No.5【最終話：トリップしちゃう話】 ページ6
「俺の娘じゃない。」
．．．え？
「知り合いが病気で倒れたんでな。
預かってる。」
「そう、ですか．．．
そう、．．．ですか 」
安心したら床に座り込んじゃった。
「ごめんなさい。私の、勘違いで。」
「いや、今回は俺が悪かった。」
「．．．もう、俺を避けないか？」
「勿論。」
そう言って覗き込んだ彼の目は、さっきみたいに怖い物とはかけ離れていて、とても不安そうな目をしていた。
(何か．．．かわいい。)
かわいさに負けて
「大好き。」
思わずもう一度抱きついた。
「．．．俺は“愛してる”なんだが．．．」
「わたしも、愛してます。」
そう言ってキスをしようとする。
でも、何故か廻さんの唇はあたってこなかった。
「どうしました？」
「いや、キスしたらAが元いた世界に戻るとか．．．そういうのじゃないよな？」
「ふふ．．．当たり前。」
約3ヶ月ぶりのキスは、とってもとっても、あまいモノでした。
「もう一生、お前を話さない。」
【オマケ】
(A．．．もう起きたか？)
拒絶される不安と倒してしまった罪悪感から、なかなか部屋には入れず
ただ、ドアの前をクルクルと何回も移動するオーバーホールだった。
「ハァ．．．」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
短編．．．なのか？
という疑問でいっぱいの作者です。
薙凪様より、主人公がヒロアカ世界にトリップで再会 でした！
いや〜．．．リクエスト、有り有り難うございます！
満足いただけましたでしょうか？
オバホがエリちゃんを「知り合いの娘」と言ったのは、自分がヤクザの若頭だと言うことを秘密にするためです。主人公を巻き込みたくなかったんでしょうね．．．
でも主人公のことだから、全部気づき、それでも治崎の横にいるんだと思います。多分。
最後のオマケはただ単にうろうろしているオバホが見たかっただけです 笑
では、薙凪様。またのリクエスト、おまちしております！
No.6【オーバーホールさんと夏祭り】前編→←No.4【続続：トリップしちゃう話】
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マリイ - 治崎廻大好き (2022年3月22日 0時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
瑞林(プロフ) - 待ってちっちゃいオバホの破壊力ぅううぅ((吐血 本編の方も全部読ませていただきました！言葉の使い方が凄くキレイで、とてもステキな作品でした。これからも楽しみにしてます！ (2018年11月18日 16時) (レス) id: 49334a0dfb (このIDを非表示/違反報告)
シーくん(プロフ) - お久しぶりです！夏祭り編、面白かったです！ありがとうございました！これからも更新頑張ってください。応援してます (2018年11月16日 19時) (レス) id: bc76b4c2fc (このIDを非表示/違反報告)
縫針 - Ｎｏ10の続きが読みたいです！ (2018年10月13日 23時) (レス) id: 59eafcd1a4 (このIDを非表示/違反報告)
Ｎａｎ'ｓ - コメント、有り難うございます！満足していただけるような話が書けたかわかりませんが、これからもこの作品をよろしくお願いします！夜桜瑠奈様も、お体にお気を付けてください！ (2017年12月20日 23時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっこ | 作成日時：2017年12月19日 19時
