ひゃくななわ! ページ34
『はぁ…』
クソみてぇな夢見たな。
『あれ、誰かの寿命だろうなァ…』
私は見聞色が強いと自負している。
それこそ、知りたくもねぇ遠い未来だって見れるくらいに。
でも、そんな私の意思とは裏腹に、たまァに夢という形で抽象的に未来の出来事を示唆されることがある。
『チッ…………誰のだ…』
分かんねえ、けど、そういう未来がくるってことは分かった。
全く、最悪の起床だよ。
・
『センゴク』
「入れ」
あれ、元帥室なのにニッコニコのボルサリーノもいる。
朝から仲良く2人で茶しばいてんのな。
「おはよォ〜」
『おー、センゴクもボルサリーノもはよ』
「あぁ…」
『…何?』
「……嫌なことでもあったのかァい?」
『え』
「分かりやすいね〜」
それだけ言ってボルサリーノに抱きしめられた。ちょー優しく撫でられた。
何も聞かずに、励ましもせず。
固まる私を、センゴクは呆れた顔でこっちを見てる。
『………あ”〜〜〜ッ!!お前…本当、イイ男だなッ…!』
「お、元気になった」
自分が単純すぎてちょっと恥ずかしくなってきたぞ。
でもまァ、ウジウジ考えてても仕方ねぇよな。
『元気になったついでに帰省の予定について伝えとくな』
「それが本題だ」
『ボルサリーノにヨシヨシされてるのが羨ましいからってツンツンすんなよ』
「ボルサリーノ、コイツ海に捨てて来い」
『弱ってるレディに対してそれはねぇよ〜〜!センゴクのドS〜〜〜!』
「心をバキバキに折ってやりたいッ…!!!」
___
_______…
『じゃあ行ってきますね!!』
私は能力で若作りした状態で小舟に乗った。
まだ世間に知られてないとはいえ、なんか働いてますよアピールはしとこうかなって思って。
「気を付けるんだよ〜?」
『はーい!!』
ボルサリーノさんとクザンさんも見送りに来てくれた。
ボルサリーノさんと元帥殿、私が来るまでの間の時間潰しとしてティータイムしてたらしい。
仕事しろよ。
「もし危なくなったら直ぐに電話してね」
『あ、はい』
「俺への対応冷たくない??」
そんな時はないっす。
風邪引いたらワンチャンあるけど、最近なったばっかりだからあったとしても数年後かな。
『見送りありがとうございます!行ってきます〜!!』
「無事に帰って来いよ」
「困ったことがあればすぐに連絡してくれていいからねェ〜」
「連絡はこまめにしろ、いいな?」
『はーい!!!』
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無礼物(プロフ) - みいさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!ただいま公開させていただきました!1話ずつのゆっくり更新ですが良ければご愛読ください〜!! (4月27日 2時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです!続編の4を見たいんですがパスワード教えてもらえますか? (4月26日 17時) (レス) id: 8f5dfff377 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - Rin'lanさん» ありがとうございます〜!!続きは修正中だから非公開にしてて、修正できたものから公開するようにしてます…!申し訳ないです。かなり遅いんですけどちまちま更新するので良ければ気長にお付き合いください! (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 楽さん» ありがとうございます!!続きはあるんですけど手直し中でボロボロの状態なのでもう少しお時間頂きたいです…!すみません!楽さんのコメントでそのことをどこにも書いてないことに気づきました…!!書いておきます!本当にありがとうございます! (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - めっちゃ面白いです!…続きってどうやって見るんですか? (3月4日 15時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無礼物 | 作成日時:2018年2月18日 22時