きゅうじゅうろくわ！ ページ22
「…」
『……っはァ”〜…ありがとな、スモーカー』
泣いてて思い出したけど、毎回この話する時は思い出して泣いてるわ。
防げた失態だったな。
『なァ』
「何だ？」
『…目、ヤバい？？』
ボロッボロ涙落として泣いてたけど。
『私の顔面大丈夫？？？』
「………まあ、泣いたんだろうなとは分かるが」
『大丈夫じゃねぇってことな』
あー…どうしようか、戻るつもりだったけどなんか恥ずかしいよ私は。
「…座ってろ」
『なァに〜？ここ私の部屋なのにィ？お客様はお前なのに〜？？？』
「タオル、目の腫れ治したくねぇのか」
『は？やさし。お前ヤバすぎんだろ』
人としても模範生すぎる。
なるべくして正義を背負ってるよお前は。
「ん」
『あんがとね』
タオルの温度が丁度いい。
気持ちぃ…最高…
『そんなに私を世話すんなよ、ダメ人間になる』
「してやろうか？」
『あは！責任は取らせるぜ、私は』
甲斐甲斐しくて可愛い男だな、スモーカー。
まだ何か用意してくれようとしてた。
『……、んー？…なんか、目ェ痛えな』
「泣いたしな」
『いや、なんか、異物感、？』
「擦るからゴミ入ってんじゃねーか」
『あっ！そういうことか！』
「……取ってやる。こっち向、」
「オイ」
「ッ！？、クロコダイル…！」
私は最初から気づいてた。ピース。
クロコダイル来てるなーって思ってたけど、ノックせずにそのままドアノブに手を掛けるからガン無視してやろって。
「テメェら、何してんだ…？」
「あ”ぁ？」
『あはは、ガラ悪ィ〜！！』
何って、そんな、……………、あ、そっか。
私が部屋に入ってくる前から“見れてた”だけだもんな。
『勝手には入んじゃねーよ』
「海賊に不法侵入を説くのか」
『ふーん…？そういう態度でくるんだ？』
じゃあもういいし！って、スモーカーに向き直って頬にキスをした。
「！」
「ッ！？！」
『んね、アイツなんて無視して“続き”しよ？』
「は、？なん、」
「……なるほど」
あたふたするスモーカーと対照的に、この一連の流れでクロコダイルは何か悟ったらしい。
つまんねーの。
「何すんだ…！？」
『クロコダイルが何か勘違いしてたからちょーっと揶揄いたくて♡』
「だからってお前…！」
『ごめーん♡ゆるちて♡』
「ま、結果として俺より驚いてる奴がいたが」
「黙れ…！！！」
あ、これ、スモーカーとクロコダイルが逆だったら悪ノリ加速しただろうな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 375人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無礼物(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！嬉しいです〜！ただいま公開させていただきました！1話ずつのゆっくり更新ですが良ければご愛読ください〜！！ (4月27日 2時) (
レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです！続編の4を見たいんですがパスワード教えてもらえますか？ (4月26日 17時) (レス) id: 8f5dfff377 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - Rin'lanさん» ありがとうございます〜！！続きは修正中だから非公開にしてて、修正できたものから公開するようにしてます…！申し訳ないです。かなり遅いんですけどちまちま更新するので良ければ気長にお付き合いください！ (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 楽さん» ありがとうございます！！続きはあるんですけど手直し中でボロボロの状態なのでもう少しお時間頂きたいです…！すみません！楽さんのコメントでそのことをどこにも書いてないことに気づきました…！！書いておきます！本当にありがとうございます！ (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - めっちゃ面白いです！…続きってどうやって見るんですか？ (3月4日 15時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無礼物 | 作成日時：2018年2月18日 22時
