ひゃくわ！ ページ26
【NO サイド】
Aの話を聞いた面々は、まだ、部屋から動かないでいた。
「帰って、くるか…？」
「私もAは帰ってくると思うよ」
「彼女の傷は決して浅くない。今日はもう解散でいいじゃろう」
「鰐野郎め…抜け駆けしやがって…！」
「追えばいいのでは？？」
「嫌われたくないからできないんだろ！キシシ！」
反応は多種多様であるが、誰も席は立たなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿そんな中、
バタンッ!!!
『お待たせしたなァ〜〜〜！！悪い！』
ニッコニコでAは帰って来た。後ろには、スモーカーとクロコダイルが。
当然、一同の頭にはハテナが浮かんだ。
何でソイツ連れてきた？？？
『お菓子持って来いっつたじゃん？？で、丁度スモーカーとパンケーキ焼いてたからさァ〜、持ってきちゃった♡』
「え、あ、あぁ…」
『召し上がれ♡』
「えぇ…？もらうけど…えぇ？」
困惑である。温度差が凄すぎる。
仮にも会議室で待っていた面々は「仮にAが戻ってきたとしたらその時どんな顔してればいいんだ…？」と、それなりに配慮をしようとしていた。
『スモーカー、配ってくれる？』
「…はぁ」
『ありがとねぇ』
だがこれである。
現実はこれである。
待機組の優しさを斜め上のテンションと状況で殴っている。
どこから、何について言及すればいいのか。
それを永遠に考え続けてまだ誰も何も言えずにいる。
「えっと、Aちゃん…大丈夫なの…？」
恐る恐る口を開いたのは、クザン。
『何、心配してくれんの？』
「いや…そりゃ、ね」
『あはは♡やっさしぃ♡』
そのウィンクと共にクザンは胸を抑えて撃沈した。ドフラミンゴも飛び火して卒倒した。
スモーカーは無心でパンケーキを配っている。気まずすぎる。
「A」
『お、どう？お味の程は』
「美味い」
『あは、舌が肥えてそうなミホークに言われると嬉しいなァ〜』
「俺好みだ」
「あァ、俺の城のシェフのものと遜色ねぇな！！」
『へへ、そう？』
それを引き金にとりあえず皆、Aへの賛美を送る。
Aは大人らしい見た目で、子どものようにあどけなく笑った。だから褒め言葉は加速する。
そんな中、スモーカーはふと思った。
「……まぁ、作ったのほとんど俺だけどな…」
『…』
「…」
スモーカーがボソッと、口に出すつもりはなかった心の声を溢した。
瞬間、全員の顔がスンッと菩薩のような顔になる。
『そういや作ったのほぼスモーカーだった…』
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無礼物(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！嬉しいです〜！ただいま公開させていただきました！1話ずつのゆっくり更新ですが良ければご愛読ください〜！！ (4月27日 2時) (
レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです！続編の4を見たいんですがパスワード教えてもらえますか？ (4月26日 17時) (レス) id: 8f5dfff377 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - Rin'lanさん» ありがとうございます〜！！続きは修正中だから非公開にしてて、修正できたものから公開するようにしてます…！申し訳ないです。かなり遅いんですけどちまちま更新するので良ければ気長にお付き合いください！ (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 楽さん» ありがとうございます！！続きはあるんですけど手直し中でボロボロの状態なのでもう少しお時間頂きたいです…！すみません！楽さんのコメントでそのことをどこにも書いてないことに気づきました…！！書いておきます！本当にありがとうございます！ (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - めっちゃ面白いです！…続きってどうやって見るんですか？ (3月4日 15時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無礼物 | 作成日時：2018年2月18日 22時
