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剛「えっと、じゃあ、俺に諦めさせるために32って歳重ねて、啓司さんの彼女だって嘘ついたってこと?」


A「そう。だからさっきの女性が啓司さんの本当の彼女。この間ご飯行った時に怒られた」






思い返せば、どれも辻褄が合う。



二人が付き合ってることを誰も知らなかったことや

啓司さんもAさんも

お互いに深く話したがらなかったこと。



やっと冷静になった頭が、

事実をゆっくりと飲み込む。






A「本当、ごめんなさい。嘘ついて」


剛「なんで…、話してくれたの?」


A「啓司さんに怒られたっていうのが一番。でも、ちゃんと言わなきゃいけないこともあるから、そろそろ話そうかと思ってた時にアレだったから」






いつもの妖艶な笑みとは違って、

いたずらっ子のような愛らしい笑顔。



騙されてたっていうのに、

そんな笑顔さえ好きだと思える。






剛「言わなきゃいけないことって?」


A「あのクソ男のことがあって、しばらく色恋沙汰はいいやって思ってた。でも、がんちゃんのこと、好きになっちゃった」


剛「ぇ…、」


A「厄介払いで啓司さん使ってまで騙したのに、好きになってた」


剛「…っ、」


A「好きなの、がんちゃんのこと」






嘘一つない、真っ直ぐな瞳。



飲み込まれそうになる。






剛「ほんと…?」


A「これは本当の本当。嘘はない」






32で人の物だった私が好きだったなら、

ごめんなさいね



と、いつものような不敵な笑みに戻る。






剛「Aさん…、いや、Aちゃん、だよね。笑」


A「…そうですね、がんさん。笑」






ずるいな、この人。



自分の使い方をよくわかってる。

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- 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 1.のここの台詞 『たかの… これ電話の途中で切れちゃったから台詞が途中になっているんですかね? (2022年3月2日 0時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 オープニングのここの部分 俺は周りに少し騒がれながらもに座っていた。 これ椅子が抜けてませんか? (2022年3月2日 0時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
lovekusu(プロフ) - ヤバい…デス…久しぶりにヤバい感じです。がんちゃん推しなので、更新待ってます!色々大変でしょうが、スフィンクスさん好きですよ。 (2017年2月21日 22時) (レス) id: 1a2f52ac65 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - すごくおもしろいですね!このお話にはまりました笑更新頑張ってください (2016年12月26日 14時) (レス) id: 81ef5a65e6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - とってもおもしろいです!! 更新がんばって下さい!楽しみにしています! (2016年12月19日 23時) (携帯から) (レス) id: b12524bc32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スフィンクス | 作成日時:2016年12月18日 23時

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