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21. ページ22





「最低!!あんたなんて死ねばいいのよ!!」






バッチーンッッと鈍い音が、店内に響いた。



それはAさんが俺に涙を見せたあの日から

ちょうど一週間後だった。



驚いて音のした方を振り返ると、

興奮気味に立ち上がった女性とその隣に座る男性。



向かいに誰かが座っているようだが、

それが誰だかわからない。






剛「 ( ったく、真っ昼間からやめてくれよ… ) 」






キャップを深く被りなおして、そちらの様子を伺う。






「死ねばいいのはあんたの方よ、この尻軽女」






聞きなれた声。



キャーッと悲鳴が上がった。






「あとお前もな。このクソ男。死ね」






もう一度、悲鳴。



カツカツといかついヒールの音を鳴らして、

向かい側に座っていた女性が

清々しい表情で店内を去って行った。



コーヒーも飲みかけのまま、

慌ててお会計を済ませその後を追いかける。






剛「待ってよ!Aさん!」


A「あら、がんちゃん。一週間ぶりね」






さっきのカフェからある程度行ったところで、

やっと追いついて、

彼女が表情一つ変えず振り返った。



口元が切れて、血が滲んでる。






A「った、」


剛「我慢して」






大丈夫と言い張る彼女を

近かった事務所に連れ入って、口元の治療。






剛「あんな修羅場、まじであるんだな」


A「ほんと。あいつ、女のくせしてグーで殴るんだから」


剛「いや、その後でしょ。笑」






まさか、女に水、男にコーヒーをぶっかけるとは。



見上げた根性だ。

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- 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 1.のここの台詞 『たかの… これ電話の途中で切れちゃったから台詞が途中になっているんですかね? (2022年3月2日 0時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 オープニングのここの部分 俺は周りに少し騒がれながらもに座っていた。 これ椅子が抜けてませんか? (2022年3月2日 0時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
lovekusu(プロフ) - ヤバい…デス…久しぶりにヤバい感じです。がんちゃん推しなので、更新待ってます!色々大変でしょうが、スフィンクスさん好きですよ。 (2017年2月21日 22時) (レス) id: 1a2f52ac65 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - すごくおもしろいですね!このお話にはまりました笑更新頑張ってください (2016年12月26日 14時) (レス) id: 81ef5a65e6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - とってもおもしろいです!! 更新がんばって下さい!楽しみにしています! (2016年12月19日 23時) (携帯から) (レス) id: b12524bc32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スフィンクス | 作成日時:2016年12月18日 23時

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