あなたの我儘を聞かせて (ページ6)

今日:20 hit、昨日:40 hit、合計:161,739 hit

・ページ6

〜

食欲旺盛な男児ばかりで先程から
オカワリの連発

美味しそうに食べて貰えるのは嬉しいからいいけど
食材が圧倒的に足りない…

「A、休んで食べろ」

『そのお言葉は有難いけどやるべき事はやってから
休みたいの、その方が効率良いでしょう？』

「コイツらは海賊だ
待っていては食事に逃げられる」

『全く…シャンクスはきっと貴方の真似をしているのね』

「私の真似とはなんだ？」

『頑固なトコ
ふぅ…いただきます』

「シャンクスと似ている…か、、
だからオヤジ好きなんだな」

『…いい年した老人が勘違いとは呆れる
シャッキーさん後でぶっといて』

「ふっ、Aは変わらず
照れ隠しが上手くて素直になるのが下手だね」

『あーあ、15歳を虐めるなんて最低ね』

食事に夢中になっていたクルー達が
Aの方へと振り向く

「「「「「15歳？！？！」」」」」

「？言ってなかったのか」

『気づいているものだと…
ほら、それに年齢ならシャンクスが』

「てっきりお頭と同い年くらいか、、と、、」

「俺は下だとは思ったが……」

ゴォォォッ
扉や窓は念の為に閉めているはずなのに
突然重たい風が靡く

「「あ……」」

『……』

「おお！練習みてやれなかったが中々成長しているな！」

『…………』

シャッキーとウタ以外を標的にし
覇気で威嚇するA

バタ…バタバタ
倒れるまでは行かなくともふらつき出す
赤髪海賊団

「A、それくらいにしてあげなさい」

『…大人気なかった？』

「「いえ！！全然！！！！！」」

『ふふ、よかった』

「A、また強くなったな！」

『はぁっ…シャンクスには効かないのね
残念』

「いや、ふらつきはしたぞ」

「動かず立っていられたのは…………」

「ハハ、私だけか」

『今日は気分がいいから許してあげる』