あなたの我儘を聞かせて (ページ49)

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希望ページ49

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数ヶ月後

「Aー！Aはおるか！」

勢いよく開けられたドアは壊れてしまった

『久しぶりね、遠征お疲れさま』

「な、何故妾が九蛇海賊団の船長になった事を
知っておるのじゃ？！｣

『あぁ、それは姉さんから聞いたの
皇帝を辞めたと言ってたから』

「そうか、それでの…
その…Aにお願いがあるのじゃ」

『海賊にはならないわ』

ハンコックは言いかけていた手前
言い当てられたため目をかっぴらく

「どうしてじゃ！！！
妾がこうしてわざわざ足を運んで…」

「おー、ハンコック来てたのか」

『おかえりなさい！
仕事はもういいの？』

「ああ、大分落ち着いたから昼休憩でもと」

『あ〜、ご飯ならそこよ』

「話を聞けぇぇぇぇ！」

「『聞いてるよ』」

あまりにも仲が良さそうな二人を見て
ぐぬぬと服を噛むハンコック

「王下七武海に加入したんじゃ」
カタッ。

Aとレイリーは動きが止まった

「そうか、」

『もっと嫌よ海賊より政府が嫌いだもの』

「も、もう勧誘の事は忘れておいてくれっ…
Aが探しておった“エース”という男を見つけた」

『…ほんとう？！』

Aは目をキラキラさせると
ハンコックを見つめた

「もしかしたら会えるかもしれぬ
ガープという海軍の老人がエースについて知っておった」

「ほぉ…ガープか」

『知り合い？』

「ああかつて殺りやった仲だ
エースが海賊になると言えば会えるが厄介になったな」

『海軍になれば私の敵よね…』

「まあ心配するな
やっと希望が見えてきたんだ」

『そう、そうよね！』

そして、数年後

彼女に沢山の希望が見えてきた。