あなたの我儘を聞かせて (ページ30)

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赤髪の愛言葉ページ30

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「はぁぁぁぁ……緊張してきた、大丈夫かな
ちゃんと歌えるかな」

「ただ人数増えただけじゃねえか！」

「それが緊張するの！」

『ふっ、ふふふ…ほんと仲良いわね』

「むーー、だってシャンクスは…」
“わたしのお父さんであり船長だもん！”
そう言いかけたウタにスタッフから声が掛かる

「すみません、そろそろ準備を…」

『ごめんなさいね、ほら行ってらっしゃいウタちゃん』

「みんな、ぜったい見ててよ！」

「おう！なんてったって娘の晴れ舞台だ」

「見逃さねえよ！」

「またねー！」
元気よく手を振るウタを見送り、Aとシャンクスは
できるだけステージから近い席に座った

『後でご挨拶に行かなくちゃね』

「もちろん俺の恋人として紹介するさ」

『海軍はいなさそうだからお願いね？』

「ウタの晴れ舞台見に来ているのに
デートみたいだな…」

『ところで気づいてくれないの？』

「気づいてないと思ったか、ドレスだろ」
シャンクスは自信げにマントを指す

『よかった、後で全身魅せてあげる
シャンクスの髪色と同じなの』

「ほー、そりゃあ楽しみだ
Aも染めて赤と金2個にしねえか？」

『心は既に赤色(シャンクス色)だけど？』

「く〜っ、ヤベェ……」

『くっ、ふふふ』

「言っとくけどな、我慢するの大変なんだぞ？！」

『面白くてつい…』

「覚悟しとけよ、話せねぇくらい愛してやる」