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「ちょっと、アンタあんまりシャンクスに
近寄らないでよ」
「あ?」
外にいたウタは酒場へと入ってきた
「そんなダサい格好でシャンクスに近寄らないで
って言ってるの!」
「ダサくねえよ!」
「うちの歌姫はオシャレだからなぁ」
「ふっふふーん!
アタシは歌姫、アタシは赤髪海賊団の音楽家で
シャンクスの娘!」
「海賊には歌が付き物だからな」
「へー」
「いいわ、私の歌を聞かせてあげる」
バタバタと赤髪海賊団のクルーはステージを作る
ルフィはシャンクスに引っ張られ邪魔にならない所へ
「この風はどこから来たのと〜
問いかけても空は何も言わない〜♪
この歌はどこへ辿り着くの?
見つけたいよ自分だけの、答えを〜♪
まだ知らない海の果てへと漕ぎ出そう〜♪
たった一つの夢、決して譲れない〜♪
心に帆を揚げて願いのまま進め〜♪
いつだってあなたへ届くように 歌うわ
大海原を駆ける新しい風に なれ〜♪」
パチパチパチパチ
ウタの歌に大きな声援が振りかざされる
「どうだった?」
「…うめえなおまえ」
「んー…」
「歌ならオレも歌えるぞ!!
ひっがしのそらは〜
げんきもりっもり あほばっか〜
にっしのそらは〜」
「うわあぁあっ!
そんなのダメ!下手!音痴!
赤髪海賊団がバカになる!」
「そうか?」「そうよ!」
「そんなことねえ!」
「シャンクスぅぅっ」
ルフィの悲惨な歌を聞きウタはボロボロと泣いた
「同い年同士仲良くしろよ」
「あたし9歳だもん!7歳の子供と一緒にしないで!」
『9歳も7歳もどっちも子供よ』
「ひっ、ほらみろ!!」
ウタはシャンクスの提案でルフィと一緒に
フーシャ村を冒険しに行った
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作者名:冬乃 | 作成日時:2022年10月4日 13時