ウタとルフィ ページ25
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フーシャ村へ上陸しルフィという少年と出会い
数日経った頃……
「シャンクス！オレ海賊になりてぇ！」
「毎日毎日しつこいな、海賊なんてろくでもねぇぞ」
Aの真隣に座っているシャンクスだが
ルフィが毎日毎日海賊になりたいと邪魔してくるので
そっぽを向いている
「だって、海賊ってすげーつよくて楽しくて
自由なんだっていってたぞ！！」
「うふふっ…」
カウンターで微笑んでいるこの女性は
マキノさん
「おいおい、誰だコイツを焚き付けたのは」
「海賊って自由なんだろ、なあAー！」
『わっ、ちょっとルフィ もうっ、』
「ほ〜、お前かA」
『自由に生きなさいとは言ったけど
誰も海賊が自由なんて……』
「ほら言ってるじゃねえか！
そんな事より今日も入団テストしてくれよ〜」
「また〜？もう諦めたら？」
「今度こそ受かってみせる！」
「ふっ、わかった」
カランカランカランカランッ！
3つのコップを自由に回し動かすシャンクス
ｶﾗﾝｯ…
「コインはどこだ？
当てたら船に乗せてやる｣
「んーー…あ…
じゃあこっち！んーーこれだ！」
ルフィが選んだコップには“当然”コインはなかった
「えぇ？！」
「ふっ、また落ちた」「お頭が悪い」
「正解は………」
『シャンクスの舌の上』
「おい、A〜っ！！」
「あ！！ズリいぞ！
んーーっ、どこにある？」
ルフィはシャンクスの真似をしてコインを隠した
「んーーーー、口だな」
「んんがう！」
「じゃあ開けてみろ」
「あ、ねえよ！！」
『なんでも飲み込むと早死するわよ』
「ゲッ、それ本当か？」
ギィイィィッ
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作者名：冬乃 | 作成日時：2022年10月4日 13時
