プロローグ ページ1
・NO side
「うぅっ…ぎゃぁっ…あっ…うーっ…」
今から28年前冥王シルバーズ・レイリーの娘は誕生した
我らが船長ゴールド・ロジャーが不治の病に
かかった時期で全員が顔を暗く染めていた
「可愛いガキだな、相棒」
「そうだろう、コイツはAだ」
「お、なんだなんだ？！」
当時12歳の赤髪のシャンクスは
赤ちゃんを見てワクワクしていた
「レイリーの娘だ、お前を思い出すな」
「俺を？？」
「ああ形は違えどお前もこうだったんだぞ」
「こんなガキ触ったらすぐ死ぬぞ！」
「そうならないように慎重に触るんだ」
「ううっうーー！！！」
「うわあああっ、泣きやがった！
どうすればいいんだレイリーさん！」
「落ち着け少年、首に手を回し
優しく抱き上げて揺らしてみろ」
「こ、こ、こうか？」
「ううわあぁあっ、あ、へっ！へへ！」
「笑った、笑ったぞ！」
「ふっ、可愛いか」
「ああ！！すっげぇ……
どうやったら成長するんだ？」
「それはこれからのお楽しみだ」
キラキラさせながらシャンクスはAを
毎日気にかけては可愛いと言っていた
「なあ……相棒」
「どうした」
「俺にもし子が出来たらAは
ソイツの幼なじみにしよう」
「中々いい提案をしてくれるじゃないか、
Aも喜ぶさ」
そして、ゴールド・ロジャーとの別れの前
「…お前はちゃんと子を愛せよ」
「分かっているさ
ほらA 」
「うっ！ばぁいばぁい！！！ろじゃー！！」
その言葉にレイリーやロジャーそして多くの船員が
涙を流した
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作者名：冬乃 | 作成日時：2022年10月4日 13時
