あなたの我儘を聞かせて (ページ32)

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シャンクスは歌い終わったウタを上へ連れて行き
これからについて話していた

反対にAはベックやホンゴウらと共に行動していた

「いやあ、ウタ凄かったな」

「あぁなんて返すだろうな」

『ウタなら赤髪海賊団に残るわ』

「Aはこれからどうするんだ？
この進路だとシャボンディ諸島に行けるぞ」

『私こそ迷っているの…
フーシャ村戻るかシャボンディ諸島へ戻るか…』

「A頼むからレッドフォース号に残ってくれ〜」

「ルウの残ってくれは片付け要員だろ？」

「確かにAがレッドフォース号に乗ってから
船すげえ綺麗になったよな」

「毎日掃除してくれてんだろ？」

『乗らせてもらっている以上はこのくらいしないと
シャンクスの恋人である前にただの一般人だもの』

「まあ、全員がAに船に乗っていて欲しいと
理由関係なく思っているよ」

『過去に囚われるようじゃ海賊なんてなれない
それはあなた達が1番分かっているでしょう…

前を向けないの、後ろが気になって
前を向けるようになったら海賊…になろうかしら』

「お、お、おい……今なんて……」

『やだ、盗み聞き？』

Aから衝撃の言葉が出ているのをたまたま
ウタとの話し合いから戻ったシャンクスが
聞いていた

「よかったな、お頭」

「今のお頭すげえ嬉しそうだな」

『もう、ウタちゃんとはどうなったの？』

「Aの予想通り
赤髪海賊団に残りたいと泣いてたよ

何曲か歌ったら船に乗せて帰る」