わたしたち結婚しました #2 (ページ5)

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ウェンディオンニとわたしで夜ご飯を作って、久しぶり…って言うほどでもないけど、まあ久しぶりにメンバー6人とマネオンニとマネオッパとでテーブルを囲んでご飯を食べたあと。

日本語の勉強！とマンネラインの2人はバラエティ番組を見ていて、オンニたち3人はせっせとインスタグラムを更新している。マネオンニたちは仕事が残ってる、と日本にあるSMの事務所に向かっていった。

ふと、れんくんは今何してるんだろう、と頭をよぎる。

たった二日、されど二日。彼氏なんて出来たことのないわたしにとっては、とっても濃くて胸がきゅんとなる二日間だった。

これが恋なのか、それとも一瞬の気の迷いなのか。ぐるぐる考えても答えはでなかった。

SG「〔マンネたち〜、だれでもいいから先シャワー浴びな〜〕」

イェリとジョイ、そして2人に囲まれたわたしにスルギオンニが声をかける。イェリもジョイもテレビに夢中で聞こえてないみたい。

「〔じゃあわたし先にいただこうかな〕」

WD「〔どうぞどうぞ、ごゆっくり〕」

シャワー浴びてくるね、と2人の頭をなでて立ち上がる。まだリビングに置きっぱなしにしていた自分のカバンを開けて、スキンケア用品とお風呂セットを取り出そうとしたのはいいけれど。

「〔あれ、〕」

トリートメントがない……どうしよう…
スタイリストさんがメンバー一人一人に合うトリートメントを渡してくれてるから、こればかりは髪の毛のためにもメンバーのものを借りる訳にはいかない。

これはもう仕方ない。ウギョルハウスが歩いていける距離にあるのがせめてもの救いだ。さすがに韓国と違ってファンの方はいないだろうし、人通りもまばらだけどあるし、何かあれば大声で叫べばいい。

そうと決まれば。スマホと念の為のお財布、そしてウギョルハウスの鍵を握りしめてわたしはリビングから玄関に移動して声を張り上げる。

「〔ちょっと忘れ物したから取りに行ってくる〜！〕」

メンバーたちに引き止められる前に逃げるが勝ち、だ。