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ウギョル…ウギョルかぁ……
マネオンニが運転する車の助手席に座って街頭を眺める。
メンバーはみんなサブマネージャーに送ってもらって宿舎に帰ったらしい。5人もいない車内はとても静かだ。
「……あ、ジョイから電話」
ソミ「ジョイ？出ていいよ」
「ごめんね、……もしもし？」
ジョイ(JY) − Aオンニ！？呼び出しなんだったの！？
「あー、うん、ちょっとね。仕事の話だから心配しないで？」
JY − 嘘だ！それにしてはオンニなんか元気ないもん！
「ジョイ、オンニがジョイに嘘ついたことある？」
JY − ある！エイプリルフールのときいっつも嘘つく！
「今日はエイプリルフールじゃないでしょ？」
JY − …でも、
「本当になにもないから大丈夫！ピンの仕事の話だよ。Red Velvetにとってもいい話なの」
JY − うん、…気をつけて帰ってきてね
「はーい、そろそろ着くから切るね」
可愛い妹に心配かけちゃったな。そう思って画面が暗くなったスマホを撫でているとマネオンニが口を開いた。
ソミ「…ウギョル、わたしがなんとかして断ろうか？」
「ううん、大丈夫。…もちろん不安な気持ちもあるし、相手が日本で人気のある人だったらその分デメリットのほうが大きいんだろうけど…」
ソミ「うん、そうだね」
「でもわたしは逃げないよ」
それは自分自身にも言い聞かせた言葉だった。
今までまともに恋愛なんてしてこなかった。学校に行って、学校がおわればそのまま事務所に行ってレッスンを受けて。地方出身のわたしは事務所の寮に戻って自主練習をして、その繰り返し。
たまにすれ違う男子クラスの練習生をかっこいいなと思って密かに恋心を抱いたことがあるくらいで人に誇れるような恋愛をしたことなんて本当にないのだ。
そんなわたしに務まるのかな、なんて考えているけれど、きっと今までに出演していた芸能人だって同じようなものだし。たぶん。たぶんだけどね。
もしかしたらこのウギョルに出演することによって恋愛の歌が上手に歌えるようになるかもしれない。そうだ、そう思えばいいんだ。
「オンニ、わたしもっともっと歌の練習する」
ソミ「…へ？あ、ああ、うん。Aならできるよ！明日練習室おさえとこうか？」
「うん！お願いします」
日本で有名なラブソングってなんだろう。
まだ見ぬ相手に贈りたいな。少しだけわくわくしながら検索エンジンを開いた。
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リン(プロフ) - 凛子さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀ (2022年8月20日 18時) (
レス) id: e93f4c18aa (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 18ページの남편 ですが、韓国だと敬称をつけるので남편님が正しいかと思います^ ^ウギョル好きで更新楽しみにしています〜頑張ってください^ ^ (2022年8月19日 18時) (レス) @page18 id: 27fb3368d0 (このIDを非表示/違反報告)
りかちゃま(プロフ) - ウギョル好きで良くみてたので、懐かしい〜って感じで面白いです👏👏素敵なお話ありがとうございます💜 (2022年8月9日 21時) (レス) @page21 id: 09587eedf4 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - こんな小説読みたくて見つけて嬉しいです！更新楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月14日 15時) (レス) id: 66cabf43f7 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 続編はないんですか？終わりになってしまってるので。 (2020年12月17日 1時) (レス) id: b254dee173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2020年4月1日 15時
