いつか、一つに ２

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side スコープ

ス「JUMPを心配してくれてるの？」

コ「あ、いや、別に...
たださ、CHANGEは一緒に戦えるかわかんないから...」

ス「確かに、desireは強いと思うし、俺らだけじゃ勝てないと思うよ
俺らが決めたことは周りから見たら正しくないって思われるかもしれない
でもね、前、ファルが１人でここに来た時、俺とギークがさ、愚痴をこぼしちゃったんだよね

『JUMPはどう動かしていくのが正しいんだろう』

って。
ファルはね、

『正しいことをしたいの？』

って聞いたんだ
もちろん、俺らはそうしたいと思ってたから頷いた
そしたらね、

『僕は、正しいことしてないから分からないや』

って言われちゃってさ、ギークがね

『正しくないならなんでCHANGEあんなにすごいグループになるの？』

って聞いたんだ
ファルは困り顔で答えてくれたよ

『僕、自分のしたいことをしてるだけだよ
きっとね、何が正しいかじゃなくて自分がどうしたいか。なんだと思うよ』

ってね。
だからさ、俺らは俺らがこうしたいってことをするよ」

コ「ファルがそんなこと...」

ス「あぁ、あとね、コマンダーが

『越えられない壁を神様は与えない』

って言ってたって教えてくれたよ！」

コ「言ったっけな...」

ス「俺らは今回の依頼のこと、ひとつの壁だと思ってる
でも、それを与えてくれたのはさ、神をも殺す【殺神鬼】だよ？笑
それにさ、俺らJUMPはCHANGEが好きなんだ」

コ「こんだけ嫌ってんのに？」

ス「うん、おかしいって思う？」

コ「あぁ、相当おかしい」

ス「まぁ、命の恩人だし、ファル可愛いからね」

コ「恩人ね...
疑問は湧かないのか？」

ス「なんで戦闘不能になるまで出てこないのかって？」

コ「湧いてたんならなんで聞かない？
俺らがもっと早くで出れば動けなくてアジトに帰れないことも無かった」

ス「ただ単に助けてもらってるのに文句なんて申し訳ない...ってのと、
意味もなくそんなことするようなグループじゃないのには気づいてたからかな」

コ「そっ、か...」

ス「あとは、今後の予定だったよな
...コマンダー、お願いがあります
俺らにコーチとして指示をくれませんか？
どんなにボロボロになったって構わない
これがJUMP全員の意見だ
それと、１度ギークと話して欲しい
話は合うと思うぞ」

ギ「俺は別に話す気ないんだけど？」

ス「はぁ、いつからいた？」

ギ「ふん」

コ「分かった、話してみる
コーチ？のことは持ち帰らせてくれ」

ス「頼む」

コ「邪魔した」

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