検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:39,938 hit

ページ25

side ドクター

『ごめんね』

そう言われた後、急に体が宙に浮いた

コマンダーの手ばっかり気にしていて、気づいたら自分の足をコマンダーの足で払われていた

気づいた時にはもう遅かったみたいで

コマンダーは僕に馬乗り状態だった

コ「ここまでにしといてあげる
せいぜい煽ったことでも後悔してな」

ド「ちっ、
てかさ、昨日までは格闘技やってなかったじゃん」

コ「能ある鷹は爪を隠すって言うだろ?
いくら一緒に闘うとは言え、それが終われば敵
自分の能力はたくさん見せたくないしね」

ド「えー、敵なの?」

コ「それ以外に何がある」

ド「...さぁ?」

二「コマンダー、侑李」

ド「すみません、二宮さん
僕のこと、ドクターって呼んでもらえませんか?」

二「わかりました
では改めてコマンダー、ドクター
まず、コマンダーはギークとラピに体力の付け方と筋肉量の上げ方を教えて下さい」

コ「え、俺やり方知らないんだけど?」

二「ファルコンJrに教わって強くなったんでしょ?
同じことやらせればいいんです
ついでにあなたの復習や新しいことを見つけるチャンスにもなるので、まさしく一石二鳥でしょう?」

コ「はーい」

そう言うとコマンダーは出口に向かって行った

ラ「え?どこ行くの?」

コ「外周と筋トレで、外周からやろうかと」

ギ「嘘、この倉庫の外周ってデカすぎるでしょ...」

ラ「無駄に横長いんだよな...」

ギークとラピも文句を言いながらコマンダーについて行った

二「ドクター、あなたは私にかかってきなさい」

ド「え?」

二「大野さんに教わったのでしょ?
大野さんに恥をかかせたくなかったらかかって来て私を倒しなさい」

大野さんに恥...

絶対にかかせられない

ド「分かりました」

二「それでは、開始!」

二宮さんは開始と言い終わってから戦闘態勢に入った

多分、僕と同じ頭脳派だから相手の攻撃を読むタイプだと思う

昔、よく大野さんが言ってた

『頭脳派とあたったら自分では無い、他の人の動きで攻撃し続ければいいよ
相手が反撃できないくらいの速さでね
攻めてる最中に、相手の防御の仕方から相手の戦闘方法を見つけ出しな
見つけたら一旦下がって待ち構える準備をしてみな
相手は必ず仕掛けてくるから』

あの時、大野さん相手にそれをやろうとしたら、攻撃し続ける体力も2ついっぺんにできる頭も無かった

でも、今なら

“出来るかもしれない”

そう思い、思いっ切り地面を蹴って二宮さんに向かって行った

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MOA 橙(プロフ) - aasさん» ありがとうございます!なかなか更新出来ない日もありますが、今後ともよろしくお願いします! (2018年2月5日 20時) (レス) id: e05895d8fa (このIDを非表示/違反報告)
aas - 久し振りに夢中になって読んでいます!楽しみにしているので頑張ってください! (2018年2月5日 20時) (レス) id: dbb110ddfd (このIDを非表示/違反報告)
MOA 橙(プロフ) - あおミロ@cwerさん» ありがとうございます! (2018年1月2日 20時) (レス) id: e05895d8fa (このIDを非表示/違反報告)
あおミロ@cwer(プロフ) - すごく面白いです! (2018年1月2日 20時) (レス) id: c68eb7adfe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MOA 橙 | 作成日時:2017年12月30日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。