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side スコープ

ファルがお茶入れてくれて向かい合って座ってるんだけど、

ファル、何か話したそうなんだよね

ス「ファル、何かある?」

フ「...スコープ、ずっと気になってたんだ」

ス「ん?何が?」

少し緊張したような声、心配で優しく声をかけた

フ「ギークとコマって...
ううん、スコープとギーク、コマとソニは知り合いだったの?」

ス「...なんで?」

フ「んー、やっぱりいいや
今ので分かっちゃった」

ニヤッとするファルに初めて恐怖を感じた

ス「え?」

フ「記憶喪失なんでしょ?
スコープ以外の4人
本当はソニと話したかった?」

空気が一変した
この人がファルなのかどうか疑いたくなる、人を嘲笑うような声

ス「ファル、君は
何を知っている?」

フ「何を、か...
一言で言うなら、そうだな

【全て】

かな?(ニコ」

ス「どういうこと...?
それが君の本性なの?」

フ「そう、コマもソニも知らない
僕の...いや、俺の本当の顔」

ス「ファル...?」

フ「怖い?
体が震えてるよ?」

ス「いや、な、何でもない((パシ」

ファルが俺に触ろうとしたのをはたいてしまった

ス「あ、ごめん」

フ「ふふ、まぁいいや
俺はね、殺し合いはしたくないよ
でも、コマとソニは俺にとって何にも変えられないとても大切な人なんだ」

ス「何が、言いたい?」

フ「昨日、二人と話してJUMPのお願いを飲むことが決まったよ
...二人のこと困らせないでよね
困らせたら分かってる?」

そう言いながら近づいて来た
俺が動けないでいると、耳元に口を持って来て言った

“容赦しないから”

ファルが動けないでいる俺から離れ、元いた席についた時、一気に緊張感から開放された気がした

ス「...聞いてもいい?」

フ「っ、へー、驚いた
今の俺を初めて見て、そのまま話し続けられたのは君が初めてだよ、スコープ」

まぁ、普通の人なら萎縮するだろうな

俺は、普通じゃないから

ス「褒め言葉としてもらっておくよ」

フ「ふふ、君は変わらないね

___くん」

ス「何、で...
どこでその情報を!!」

((ガシ

フ「痛いなぁ、
いちグループのリーダーが他のグループのリーダーの胸ぐら掴むなんて、喧嘩以外ありえないよ?
________くんのこと大切なら離してくれない?」

ス「お前!
そいつのことまでどこで!!」

フ「だーかーら、離してくれない?」

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MOA 橙(プロフ) - aasさん» ありがとうございます!なかなか更新出来ない日もありますが、今後ともよろしくお願いします! (2018年2月5日 20時) (レス) id: e05895d8fa (このIDを非表示/違反報告)
aas - 久し振りに夢中になって読んでいます!楽しみにしているので頑張ってください! (2018年2月5日 20時) (レス) id: dbb110ddfd (このIDを非表示/違反報告)
MOA 橙(プロフ) - あおミロ@cwerさん» ありがとうございます! (2018年1月2日 20時) (レス) id: e05895d8fa (このIDを非表示/違反報告)
あおミロ@cwer(プロフ) - すごく面白いです! (2018年1月2日 20時) (レス) id: c68eb7adfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MOA 橙 | 作成日時:2017年12月30日 6時

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