俺、好きかも ym×ar (ページ6)

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side 八乙女

いつも通り早く行くと、目の前にいる4人組

...こいつら外部からか

なんとなく嫌な気配を感じて大ちゃんを隠した

てか、まだ俺らしかいねぇのかよ

八「薮、さっきの罰として俺らのクラス見て来い」

薮「え、伊野尾は？」

八「伊野ちゃんはとりあえずいい
後でにする」

？「あ、あの！」

さっきの4人組の内、背高いのが話しかけてきた

？「あの、すみません！
俺たち、高校から入ったんですけど、クラス表示ってどこ、ですか？」

薮「あぁ、案内するよ
こっち」

？「ありがとうございます！」

背の高い子と一緒にいた他の3人もペコッとお辞儀をして薮について行った

大ちゃんには気づかなかったみたい

そこから5分

薮「おい！お前ら！」

八「声抑えろ！」

高「どうしたの？」

薮「今年の外部入学多すぎる！
つか、内部入学生の数が半分以上減ってる！」

伊「半分以上って？
100人以上ってこと？」

薮「あぁ、もしかしたら150人くらい外部生かもしれない」

この学校の定員って210人だよな...

で、毎年200人内部生で残り10人が外部生...

？「皆様！」

伊「あ、校長...
ごきげんよう」

校「ごきげんよう、伊野尾様」

薮「あの、どういうことですか？」

校「今説明致します
って、有岡様、今年もですか...」

八「すみません
薮が勝手に...」

薮「すんません」

校「...まぁとりあえず、話を続けますね
今年の入学生のことなのですが、財閥狩りをご存知ですか？」

財閥狩り？

高「確か、不正を見つけて徹底的に潰すマスコミのことですよね」

伊「まさか、半数以上の生徒がそれに合ったと？」

校「いえ、正確には2つの財閥が狩られました
狩られた財閥がグループを組んでいたことから、グループに所属している合計148の財閥が崩れました
その財閥の生徒数は149名でしたので、全員、高校を一般校に変更していきました」

有「高山の双子くんもいないの？」

校「はい、巻き込まれてしまいました」

八「大ちゃん、仲良かったもんな…」

校「それともう1つ、申し上げにくいのですが
学校の偏差値は下がっていませんが、経済力が右肩下がりの状態です
まだ他の学校には抜かされておりません」

伊「なるほど、経済力がこれ以上落ちれば俺らは転校か...
分かりました、生徒会に入ります
生徒会費用として多少提出させていただきます」

高「そうだね、この学校楽しいし」

校「申し訳ありません、お力添え、感謝致します」

校長は入学式の準備で体育館に向かった