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三十七 ページ38

side 有岡

ど、どうしよう...

あの日から時間が経ってそろそろ夏休み

あの時のドキドキが忘れられなくてどうにかなっちゃいそう...

山田はあまり気にしてないのか、普通に顔を近づけて来るから余計にドキドキしちゃう

伊「だーいちゃん!」

有「わぁ!」

伊「何考えてるの?
そろそろ生徒会室行かないと!
大ちゃんの出番だよ!」

有「?」

伊野ちゃんに手を引かれるまま生徒会室に来ると、ひかたちはもういて、椅子に座らせられた

薮「よし、全員揃ったね
今から文化祭の予算会議をします!」

予算...
あ、僕会計だ!

伊「まず軽く説明ね
去年は1クラス2万ずつ
部活動には必要な部だけ渡してた
今回もこれでいい?」

えっと...

あ、これ去年の支援金と今年の支援金のやつだ

...あれ?

有「足りる?」

伊「へ?」

有「支援金から出るんだよね、このお金
相当減ってるけど...
それに、文化祭の後は運動会、移動教室、球技大会、修学旅行...ってたくさんあるから心配で...」

高「たしかに...
財閥狩りのせいか」

伊「今年から急に減らすとなると先輩方がなんて言うか...
もしかしたら生徒会の選挙始めようとするかもしれないし」

薮「今年は支援金出してない人もいるのか…」

高「仕方ない、父さんたちに相談しよう?
支援金出てないのは誰?」

薮「えっと、、
...1年生で1円も出てないのは山田だけ...かな」

有「山田は仕方ないよ、事情があるもん
代わりに僕出すから」

伊「やけに山田かばうね」

伊野ちゃん、?

有「そういう訳じゃない、もん...」

八「伊野尾、」

伊「っ、ごめん
泣かないで、?」

有「...」

薮「とりあえず、親に相談ね
残りは((ピロン
?、俺か
.....」

高「薮くん?」

薮「あぁ、ごめん
残りは明日な
大ちゃん、こっちおいで?
他は解散ね」

素直に薮ちゃんの方に行くと、スマホの画面を見せられた

山【まだ大ちゃんと学校にいたらクラスで待ってるって伝えて!】

僕今日スマホ忘れちゃったから薮ちゃんに...

有「ありがとう、薮ちゃん」

山田と帰れることにうきうきして、そのまま生徒会室を飛び出した

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作者名:MOA 橙 | 作成日時:2018年8月15日 14時

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