俺、好きかも ym×ar (ページ36)

今日:11 hit、昨日:24 hit、合計:115,674 hit

三十五ページ36

side 有岡

あれから、お昼ご飯と夜ご飯の時に起こされた

侑李と圭人はもう遅いから、と夜ご飯の時に帰っていた

裕翔と山田は家が近いらしい

夜ご飯が終わってから、ひかに頭を撫でてもらってると、いつの間にか寝ていたみたいで、

少し寒くなって目が覚めると、辺りは真っ暗だった

有「っ、さむ、暗っ」

布団ちゃんとかけてるのに...

白湯でも飲もっかな

なんだろう、右側に違和感を感じる...

有「え...やまだ！？」

お昼から手を繋いだままで、俺の隣に寝ている山田がいた

山「...ん、
、大ちゃん？」

...声大きかったよね

山「どうしたの？」

有「寒くて、白湯でも飲もうかなって...」

山「おいで」

そう言って手を広げる山田にびっくりしてると、手を引かれた

とん、と顔が当たったのが山田の肩だと気付くのに時間がかからなかった

山「ほら、寒くないでしょ？」

そのまま足を絡められ、抱き締められた

有「っ...うん、」

顔と山田が触れている部分が一気に熱くなり、鼓動が早くなった

なにこれ、

どうしよう...

こんなに近かったら山田に聞かれちゃう

山「寝れない？」

有「なんか、緊張する...」

山「そっか、」

一定のリズムでとんとん、と昼間みたいに背中を叩いてくれる

それ、安心する...

山「...おやすみ」

意識が落ちる直前、そんな声が聞こえた気がした