俺、好きかも ym×ar

三十二 ページ33

side 岡本

((ｶﾞﾗｶﾞﾗ

？「大貴様！」

え、誰？

保「相変わらずうるさいわね
大貴は病人よ？」

？「失礼致しました、八乙女様
大貴様、大丈夫ですか？」

有「へへ、うん！
かゆーはなんで来たのー？」

？「大貴様、架揺ですよ
かゆーではないです」

あ、大ちゃんの執事さんか

架「八乙女様、熱高いですか？
相当頭がイカれて...ではなく、
頭に支障を切らしているようですが...」

イカレてるって言おうとしてたよね

薮「架揺、大丈夫だよ
可愛いから」←

伊「そうそう、可愛いよ
持って帰りたいくらい」←

架「...慧様、お願いですから犯罪には手を出さないでくださいね」

伊「比喩だって〜」

八「おめぇが言うと冗談に聞こえねぇんだよ」

わっ、光くんと雄也、いつの間に戻ってたんだ...

有「かゆら！」

架「はい、大貴様」

有「...帰りたくないの」

高「いや、ダメだよ
帰らないと」

有「いや...」

保「大貴、寂しいんじゃない？
架揺だと帰ってからずっと付いててくれないから、まだみんなと居たいんでしょ」

架「そうなんですか？」

有「架揺、仕事あるんだもん...
ひとり、やだ」

薮「大ちゃん、俺たち一緒に大ちゃんの家に帰っちゃダメかな？」

有「来てくれるの？」

八「大ちゃんが望むならどこにでも行くよ」

高「俺らは大ちゃんが大切だからね」

有「...でも」

伊「知念たちも来るでしょ？」

有「...」

そんなうるうるの期待した目で見られちゃうとね

岡「...俺たちで良ければ
ね？」

中「うん！」

知「大貴のためなら」

山「大丈夫、一緒にいるよ」

架「...大貴様、いかがなさいますか？」

有「帰る、皆いるなら帰る」

架「承知致しました
今車回すので外でお待ち下さい」

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