十九 ページ20
side 薮
午後の大ちゃんは新しい友達が出来たからか、ずっと楽しそうだった
八「大ちゃん!」
有「ひか!
もう終礼終わったの?」
八「うん!
高木は今準備してるからちょっと待ってね」
知「大貴ー」
有「なにー?」
大ちゃんが知念の方に行ったのを見てから光の方に寄った
八「知念って子、もう大ちゃんのお気に入り?」
薮「みたいだね」
八「...何で連れて来たの」
伊「愛しの大ちゃん取られてご立腹?」
八「ちがう
ただ、薮が連れてきたにしちゃ、真面目過ぎるんだよ」
光には勘づかれるか...
って、伊野尾も気づいてるか
薮「特に意味なんてないよ
いたらダメなんてことないだろ?」
八「それは...そうだけど」
高「やっほー」
薮「あぁ、高木...」
高「...あれ?
おれ空気壊しちゃった感じ?」
有「あ、ゆーやだ!
みんな揃ったよ?
帰る?」
八「...うん、帰ろっか」
有「?
うん!」
知「大貴、また明日ね」
有「うん!
またね、侑李!」
そこからはいつも通り電車に乗って、全員で大ちゃんを家まで送り届けて、各自の家に帰った
電車の中でも、歩いてる時も、大ちゃんの話は知念ばかりで...
光が知念を好きになれないのも、伊野尾がなにか企んでるって気付くのも、無理がないな
...なんて考えてた
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作者名:MOA 橙 | 作成日時:2018年8月15日 14時