君は違くても僕は好き。ｰ２ (ページ2)

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part５１ページ2

side 山田

有「山田、さっき裕翔と何話してたの？」

少し酔いが回ってきた時、大ちゃんが急に切り出した

山「へ？
あ...」

有「ごめん、まずい事言った、？」

そんなこと、ない...

山「んーん
ねぇ、大ちゃん」

有「ん？」

山「もしさ、同性に告白されたらどうする？」

有「どうするって...」

山「抵抗、ある？」

有「無いよ」

即答...
俺も、少しは可能性あるのかな

有「山田はあるの？」

山「無いよ
俺の好きな人...男だから」

有「そうなの？
裕翔？？」

山「なんで裕翔？
違うよ」

有「え...？
違うの！？」

山「しー」

有「あ、ごめんごめん
でも違うのかぁ...
応援してたんだけどな
じゃあ断ったんだ
裕翔からの告白」

山「うん...
ってなんで知ってんの？」

有「俺の情報網、舐めんなよ？
で、どうするの？
好きな人には告るの？告らないの？」

山「...分かんない」

有「お前に好かれるだなんて、どんな美女なんだろ...
あ、男だから美男？
意外とセクシー系だったり？
いや、可愛い系男子？
あ、知念とか？？」

山「んー...
可愛い系男子かな」

有「裕翔とかは男前だよなぁ
俺もそうなりたいわ...
てか、山田と付き合って結婚したら、そいつ、一生遊んで暮らせるな！」

山「んなに金ねーわ！」

有「え～
あるくせにぃ
お前さ、そんなに美形なのにビビってんの？
相手が相当美形で難易度高いわけ？
あ、それとも身長～？」

山「うっせーな
そこまで美形でもないし、身長だって別に...
でも難易度は高けぇよ
あいつは...雲の上の存在みたいなもんだよ
変にお兄ちゃん振ったり、どうなときでも必死に場を明るくしてくれたり...
太陽みたいな存在
隣に居てくれなきゃ、俺は俺でいられない」

有「はは、本当に好きなんだね
山田には甘ったるい声も整いすぎてる顔もあるんだからさ」

山「褒めてる？貶してる？」

有「んー、どっちも！
まぁ、とにかく、甘ったるい声で囁いてやりゃ落ちんだろ
自信持てよ」

山「...」

やってやるよ

山「ありがとう」

俺は立って、大ちゃんの耳元で囁いた

有「ちょっ///」

山「落ちた？」

有「ばーか//
兄貴を落とそうとするな！」

山「兄貴じゃないし～」

でも、効果ありだよね？

覚悟して？

大貴