波紋の主従 Ⅲ (ページ6)

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side 雄也

何が起きているんだ？

今の俺じゃ到底理解できない

それに、慧は俺のことを雄也様なんて、うちに来た次の日から1度も呼んでない

宏「高木、混乱するのはわかる、けど今は下がれ」

雄「...うん」

圭「ね、ねぇ、父様！」

涼「圭人！」

山田が圭人の前に立ち、前に出るのを制した

圭「俺達は魔法が使えるんだよ？
明らかに父様たちが不利、だよね？」

中父「ははは、岡本、君の息子は面白いことを言うな」

岡父「すみません、勉強不足でして...」

どういうこと？

八父「無駄だよ
君たちの父さんは武器を持っているだろう？」

宏「はい」

八父「あれは一種の魔法道具だ」

裕「と言いますと？」

八父「あれは科学で作られたもの
君たちの魔法はあれには勝てない
胡舞たちは知っているみたいだよ、」

宏「侑李...？」

侑「...マシンガンと呼ばれるものです
威力が強すぎて僕達では手も足も出ません」

慧「あとは爆発物」

雄「爆発...？」

慧「さっきの大ちゃんの火とは比べ物にもならない
あれ1つでここら一帯は吹き飛ぶよ」

涼「だから下手に刺激できないんです」

光「波紋様さえ呼び起こせれば...((ﾎﾞｿ」

中父「話し合いはその辺にしてくれるかい？
まずは裕翔、お前と大貴の主従を切る」

裕「は？」

八父「裕翔くん、光！
大貴くんを連れてこの輪に入ってくれ」

有父「((ﾆﾔ」

え、今ニヤって

もしかして光くんのお父さんもグル？

雄「ひか、慧｢雄也、平気｣
なんで、？」

慧「輪が違う」

違う？

ただの輪にしか見えないけど...

八父「頼めるか？」

胡「はい」

...もっと分からなくなってきた

慧がなにかに火をつけ、周りを煙で覆い、見えないようにして、山田と知念は輪を挟むようにして立った

そして、山田と知念が右手を横に挙げると同時に、輪の中にいる3人が光りに包まれた

八父「我は八乙女光の父
我が名において仮契約を契約へと格上げする」

山知【我らは見守りし胡舞
今ここで願いを聞き入れ、3つの魂の融合を図る】

魂の融合？

慧「早く、もう持たない」

胡狐「キュー！」

山「胡狐...頼んだ！」

胡狐「((ｺｸ」

山「兎萎！」

知「茗鼬！」

慧「ちっ、獏凪！」

4匹が輪の中に入った時、今までより一層強い光りが辺りを襲った

その光りが収まった時、俺らは人間でない何かを目の当たりにした