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side 光
光「んで、この線何？」
波「寿命
人の命の線
消えたら死ぬ」
裕「わ、これ消えかかってる...」
波「そう
それが大貴」
光裕「は！？」
え？は？
どういうこと？
大貴...死ぬ、の？
裕「俺のを分けることは？」
波「無理
これは運命
俺が細くすること以外、これをどうにかすることは出来ない」
光「なら、どうすればいいの？」
波「...少し待ってて」
そう言うと波紋様は命の線が沢山あるところに入っていった
裕「大貴...」
それから数分して、波紋様が木の箱を持って戻って来た
波「遅くなった
これ...
一か八かなんだけど」
そう言い、箱を開くと、数本の命の線が出てきた
光「誰の？」
波「5代前の波紋関係者のだ
確か、光、裕翔、大貴、宏太、侑李のだったかな」
裕「これをどうすれば、大貴は助かる？」
波「...正直、一か八かだ
これを大貴のと融合させる
やったことは無い
できるかも分からない
でも、思いつくのはこれしかない」
光「...分かった、それに賭けてみよう」
裕「光くん、本気？」
光「このまま大貴が死ぬのを見たくないからね」
裕「...はぁ、分かったよ
ただ、波紋様
もしダメで、大貴がいなくなったら俺らのこともあの世送りにして下さい」
波「分かってる」
光「それじゃあ、やってみましょう」
波紋様がなにかの呪文を唱え始めると、俺と裕翔は眠気に襲われた
真っ白な世界から真っ黒の世界に...
頭から突き落とされた感覚
最後に波紋様の声が聞こえた気がした
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作者名：MOA 橙 | 作成日時：2018年5月6日 11時
