波紋の主従 Ⅲ (ページ20)

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side 宏太

何がどうなってんだ...？

裕翔と光には天罰が下った、はずなのに

...！
まさかっ！

『死んだらだめ』

裕翔のあの言葉を今になって思い出した

ひとまず原因は分かったけど...それはつまり、3人もの犠牲者を出すってことで、俺には何も出来ない

侑「宏太ぁ...
大貴も裕翔も光も、大丈夫だよね、？」

宏「...ごめん、分かんない」

侑「っ...」

圭「大丈夫だよ」

え？

涼「きっと大丈夫
波紋様が動いてくれてる
そう、感じるんだ」

慧「うん、波紋様は助けてくれるよ
大ちゃんも光も裕翔も」

雄「俺らが信じなくてどうすんのさ
何のための波紋の宗か分からなくなるぞ？」

そっか、
そうだよな！

宏「おう、侑李、ごめんな
大丈夫だ」

侑「...うん、！」

side 波紋

これじゃない、これでもない...

どこだ、？

大貴の命の線は...

これ！...は裕翔と光か

太い...これなら2人は必ず助かる

あ、あった！！

波「なんで、、？
なんでこんなに細いんだよっ！！」

それは、もう見えなくても仕方の無いくらい細い、光の筋のようなものだった

ここにある命の線は、俺が弄らない限り急激に細くなることはない

なぜなら、運命だから

なのに...なんで？

((ｶﾞﾀﾝ

波「誰だ！」

裕「え、波紋様！？」

光「うわぁ、びっくり
結構背、ちっちゃいんすね」

波「おい！
ってお前ら、なんでここにいるんだよ」

裕「さぁ？
ねぇ、この線何？」

波「これに、触ったか？」

光「いや、触らないだろ普通」

裕「うんうん」

そっか...