１１４ ページ19
side 波紋
大「ゆ、裕翔様！ひか様！」
ふはは、やっぱり大切な人が自分のせいで怪我するのは見てて辛いよねぇ
大「波紋、様...
今のが天罰ですか、、？」
波「うん、君のために守る姿を見せてあげようと思ってね
しかも、君は戻れる
まぁ、あの2人が生きてるかの保証はないけど」
大「え、？
僕が戻れるのならひか様も裕翔様も生きていらっしゃる、のですよね？」
波「君はここで苦痛を味わった
普通味わえるはずのないもの
だから戻してあげる
2人が生きてなくても」
ね、優しいでしょ？
大「ふざけないでください...！」
波「君さぁ、誰に向かって口聞いてる？
あの2人を生かすも殺すも俺次第だよ？」
大「...申し訳ありません」
はっ、感情が1ミリもこもってない
波「ま、とりあえず戻してあげる」
大「...」
何も言わぬまま消えていった大貴
ただ、向こうに着いてから気づいたみたい
まぁ気づくだろうね
俺は殺すことも出来るが、生かすことも出来る
さーて、どっちにしようかなぁ
侑「裕翔！裕翔！」
慧「光！！」
宏「っ...！
大ちゃん、、起きて...」
雄「医者呼んできた！」
...あれ？
おかしい
医「な、なんだ、これは...
タイルの下敷きになってる2人はすぐに集中治療室！
救急救命に任せる！
私たちは有岡さんの方だ！」
看「だ、ダメです！
脈が見当たりません！」
侑「どういうこと、、？
大貴...？」
なんで...
俺は大貴を確実に現世に送った
波「っ...」
医「心臓マッサージ、絶対止めるな！
AED準備！」
慧「っ、しっかりしろよ！
大ちゃん！
波紋様、今この状況を分かっておられるのなら、どうか、大貴と裕翔、光をお助け下さい...」
涼「っはぁ、大ちゃん！」
圭「大ちゃん！」
圭人、もう動けるのか...
裕翔と光は確実に助かる
大貴は、？
どこで誤作動が生じた...？
対処法を見つけないと、！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MOA 橙 | 作成日時：2018年5月6日 11時
